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経営史入門
Modern Management in Historical Perspective
─ Autumn 2019─



火曜日2限: 5302教室(5号館)

木曜日4限: 5405教室(5号館)

授業に参加するにあたって
  1. ハンドアウト
    moodleに授業用のハンドアウトをpdf形式のファイルで掲載いたします。 各自で複写して下さい。 ハンドアウトには複数の色が使われていますが,カラー印刷する かどうかはご随意に。 なお、一定期間(2週間くらい)が経過したらファイルを順次削除してゆきます。再掲載はいたしません。

    pdfファイルを読むにはAcrobat Readerというソフトが必要です。 このソフトはアドビシステムズ社のサイトから無償でダウンロード出来ます。

  2. 小レポート
    各章ごとに小レポートを提出していただきます。 ワープロ書式を用意していますので、必ずこの書式を使い、プリンターで印字して、提出して下さい。
    印刷に際しては、A4の用紙を使ってください。
    提出方法については最初の授業で案内いたします。

  3. 整理番号について
    小レポートは10月中旬の提出分から 「整理番号」を記入していただきます(授業中に追って連絡します)。 整理番号をmoodleで確認して控えておいてください。このファイルを印刷する必 要はありません。紙の無駄遣いをしないようにね。

    なお、誤解する学生がたま にいるのですが、整理番号は学生証番号とはまったく関係ありません。みなさ んから提出してもらう大量の小レポートを整理するための便宜的な番号 です。これの記入を誤ると、あなたの成績記録への誤記入の原因になり ますので、くれぐれもご注意願います。

    みなさんのペーパーに目をとおすのに多大の時間と労力を要します。 どうか整理番号の記入を正確におこなって、この作業がスムーズに行えるよう手助けしてください。

  4. Office Hours
    授業時間中に訊けなかったことや分からないことがあるな ら,オフィスアワー を用意していますので,この時間帯を有効に活用してください。

  5. 最初の授業と授業評価アンケート
    履修を検討している学生は、最初の授業に必ず出席してください。 単位認定の方法について詳しく説明いたします。 なお、過去の授業評価の結果をここに公開しますので、この授業を履修する際の参考にしてください。
    2015年度   2014年度   2013年度   2011年度   2009年度


講 義 の 流 れ
はじめに 表紙 

序章 選択の自由と競争の自由小レポート) 


    Readings:
  1. 梅棹忠夫『知的生産の技術』(岩波新書, 1969). 古い本だが、これから大学生活をはじめるにあたって、一読してほしい書物のひとつです。

  2. 東郷雄二『独学の技術』ちくま新書, 2002. この手の本は何冊も読む 必要はありませんが,自分の好みに合ったものを一冊選んで読んでお くと,これからの大学生活でなにかと役立ちます。

  3. 林望『リンボウ先生の文章術教室』小学館, 2006. 文章の書き方について学んでください。この手の書物はたくさんあります。

  4. ウンベルト・エコ『論文作法』谷口勇訳. 而立書房, 1991.

  5. 青木昌彦,伊丹敬之『企業の経済学』岩波書店, 1985. 「第1章: 企業の概念と企業行動」にわかりやすい説明があります。

  6. ダニエル・ヤーギン,ジョゼフ・スタニスロー『市場対国家──世界 を作り変える歴史的攻防──』山岡洋一訳. 日本経済新聞社, 1998. (全2巻)
 
第1部

企業とはなにか

第1章 企業と市場
    ──ノキア社の事例に学ぶ──
   (小レポート) 

第2章 大企業と市場
    ──GE、ペンシルヴェニア鉄道、スウィフト社の事例──
    (小レポート) 


    Readings:
  1. ブルーン,スタファン/モッセ・ヴァレーン『ノキア──世界最大の携 帯電話メーカー』柳沢由実子訳. 日経BP社, 2001.

  2. ノキアの日本進出と早期撤退(補足資料)

  3. Schumpeter, Joseph A. "The Creative Response in Economic History." Journal of Economic History 7 (1947): 149-59.

  4. Penrose, Edith. The Theory of the Growth of the Firm. 1959; 3d ed., Oxford: Oxford University Press, 1995. エディス・ペンローズ『企業成長の理論〔第3版〕』日高千景訳. ダイヤモンド社, 2010.  達意の名訳です。

  5. チャンドラー『経営者の時代──アメリカ産業における近代企業の成立 ── (上) (下)』鳥羽欽一郎, 小林袈裟治訳. 東洋経済新報社, 1979 & 1982.

  6. 鈴木良隆「企業組織──近代企業の成長──」『講座・日本経営史3:組織と戦略の時代, 1914-1937』佐々木聡、中林真幸編, 19-52. ミネルヴァ書房, 2010. 日本における大企業の発展について、チャンドラー・モデルと対比するかたちで考察されている。

第2部

企業者と革新

第3章 顧客の創造
   ──フォード自動車会社の事例──
   別紙資料小レポート) 

第4章 生産システムと作業組織
   ──フォーディズムの理想と現実──
   (小レポート)  


    Readings:
  1. Drucker, Peter F. The Practice of Management: A Study of the Most Important Function in American Society. New York & Evanston: Harper & Row, 1954.邦訳は、『ドラッカー全集 第4巻: 経営思想編 技術革新時代の経営』(ダイヤモンド社, 1972)がすぐれ ています。新訳が出ていますが、旧訳の方が学術利用に適しています。

  2. 大河内暁男『経営構想力──企業者活動の史的研究──』東京大学出 版会, 1979.

  3. Meyer, Stephen, III. The Five Dollar Day: Labor Management and Social Control in the Ford Motor Company, 1908-1921. Albany: State University of New York Press, 1981.

中間考察

写真のアメリカ経営史

機械と工場のイコノロジー
  
  

    Readings & External Links:
  1. ウィルソン,リチャード・ガイ,ほか『アメリカの機械時代』永田喬訳. 鹿島出版社, 1988.

  2. ギーディオン, S.『機械化の文化史──ものいわぬものの歴史──』榮 久庵祥二訳. 鹿島出版会, 1977.

  3. 写真のアメリカ経営史のページ (リンク)

第3部

戦略と組織

第5章 組織は戦略にしたがう ──ジェネラル・モーターズ社の事例──   (小レポート) 

第6章 競争の戦略 ──GM vs. フォード──
   (小レポート) 


    Readings & External Links:
  1. チャンドラー,アルフレッド『経営戦略と組織──米国企業の事業部制成立史──』三菱経済研究所訳. 実業之日本社, 1967. なお、有賀裕子氏の新訳が出ていますが、 学術利用に向いていません。旧訳の方が読みやすいです。

  2. Sloan, Alfred P. My Years with General Motors. Garden City: Doubleday &Co., 1964. [邦訳:スローン『GMとともに』田中融二, 狩野貞子, 石川博友訳. ダイヤモンド社, 1967. 有賀裕子の新訳 が出ていますが、田中ほかの旧訳をお勧めします。]

  3. "G.M.'s Road From Prosperity to Crisis," New York Times, 31 May 2009.  GMの歴史を写真で辿ることが出来る。車の写真がたくさんあって、とても楽しい。


関連リンク集
  1. Steve Jobs, Stanford Commencement Speech 2005スタンフォード大卒業式でのスピーチ

  2. Alfred D. Chndler, Jr.

  3. ヘンリー・フォードの生涯

  4. Ford River Rouge Complex (photograph)

  5. Charles Sheeler, 1927-Ford, River Rouge

  6. 上野継義,環境経営史

ゼミナール関連
  1. ゼミ・フェア
     上野ゼミは、喫茶店「Cafe de Ueno」を開きますので、お茶でも飲んでいってください。

  2. オープン・ゼミ ●月●日(木曜日)お昼休み
    研究室にて

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