研究概要
              研究代表者は、大学院博士後期課程以来20年以上にわたって、一貫してオランダ(ネーデルラント)の会計史を研究対象としてきた。17世紀に史上初めて出現した連合東インド会社(以下、オランダ東インド会社)とイギリス東インド会社はともに今日の株式会社の嚆矢とみなされ、それぞれについては、とくに経済史の面から非常に多くの研究業績が上げられている。その一方で、両者を同時に会計資料から比較検討し、その本質を明らかにした研究は皆無である。本研究では、オランダ東インド会社を中心に、株式会社の本質と、それぞれの盛衰に対する会計システムの影響やガバナンスについて、会計史的アプローチから蘭英両東インド会社の比較研究を行うことにより、多面的かつ客観的に分析することを目的としている。そこで、研究項目は次の3点である。
			 
			 1.散逸したといわれるオランダ東インド会社の本社会計史料の発掘・整理と分析。
			 2.本社議事録をもとにした会計処理に関する規則やイギリス東ンド会社対策他の分析。
			 3.比較会計史的観点による、両社の盛衰およびガバナンスと会計システムの関係の解明。
            
研究情報
               
			   研究種目:基礎研究(C)
			   審査区分:一般
			   分野:社会科学
			   
			   分科:経営学
			   細目:会計学
			   細目表キーワード:財務会計
			   細目表以外のキーワード:会計史
			   
			   研究代表者氏名:橋本武久
			   所属研究機関:京都産業大学
			   部局:経営学部
			   職:教授
			   研究課題名:蘭英両東インド会社の比較会計史的研究
研究代表者プロフィール
詳細は、こちらを参照。
