まず、作品応募数が少ない中で,今回は音楽作品が初めて登場しました。また、その作品の仕上げ技術(テクニック)が素人ではないレベルの内容であった点に驚きました。音楽内容に関しては、審査員の間でもいろいろ意見が出されたのですが、やはりその仕上げのテクニックの良さを重視しての受賞となりました。一般的には,仕上げの良さや緻密さ等は「作品としての完成度」の高さに直接関わることであり、非常に重要であるはずです。プログラム作品でもアイデアは良くとも出力結果の見栄えや面白さが伝わらないようでは作品としての良さが半減します。作品のコンセプトやアイデアも重要視したいですが,コンテストとしてはこのような仕上げ技術に関することも重要視していきたいと考えています。もう一方の受賞作品(写真合成作品)については、テクニック的な面ではまだまだツールを使いこなしていない面はあると思いますが,コンセプトや作風の点で評価されているという点で、違った評価尺度からの2つの優秀賞という結果になりました。
次回はより多く、幅広く、かつレベルの高い作品が集まることを期待します。
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