若松先生担当授業の講義要項

(1)2006年度 文化学部専門教育科目


Syllabuses of Classes Masashi Wakamatsu Teaching

(1) Subjects for the Students of the Faculty of Cultural Studies in 2006


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 お鈴「若松先生が担当している文化学部専門教育科目の講義要項です。どの     科目を見ますか?」
  文化学部入門リレー講義   日本食文化論   日本事情A         日本事情B   日本文化交流史概説     日本文化交流史特論   日本文化演習I 1・2     日本文化演習II 1・2


文化学部入門リレー講義

(文化学部1年次生のみ リレー 春学期 2単位 月曜・1時限 5407教室)


授業の目的(要旨) 
 この授業の目的は、文化学部の1年次生が、文化学部生としての基礎(知識
・方法・意識など)を身につけることにあります。
授業内容・授業計画  文化学部の専任教員によるリレー講義です。最初に京都産業大学文化学部国 際文化学科の紹介からはじめ、学生生活の過ごし方・授業の受け方・レポート の書き方など、大学生活を送るうえで重要なことがらを話し、次に文化学入門 講義として、日本・アジア・ヨーロッパ・アメリカという地域別、さらには言 語・文学、歴史・生活文化、宗教・思想・哲学、芸術、身体文化(スポーツ文 化)、比較文化など分野別に、専門分野の教員がリレー形式で講義を行います。 授業の最初には、重要事項の伝達なども行います。 授業の予定は、およそ次の通りです。  1.はじめに−京都産業大学文化学部へようこそ!−(矢野・若松)   ○ガイダンス  ○京都産業大学・文化学部・国際文化学科について   ○文化学部のカリキュラムについて  ○外国語科目について   ○進路と資格  2.大学生活を有意義に過ごすために(若松)   ○学生生活の過ごし方  ○授業の受け方  3.レポートの書き方について(若松)  4.日本文化入門(若松)  5.アジア文化入門(矢野)  6.ヨーロッパ文化入門(織田)  7.アメリカ文化入門(江尻)  8.言語・文学入門()  9.歴史・生活文化入門(若松) 10.思想・宗教・哲学入門(河野) 11.芸術文化入門(竹内) 12.身体文化入門(千賀) 13.文化比較・国際関係入門(水田) 14.おわりに
履修上の注意  月曜1時限の授業です。しっかり出席して、集中して聞いてください。
授業の到達目標  文化学部の学生として、基礎的な知識・方法・意識を身につけること。文化 学の多様性・おもしろさ・奥の深さを感じること。
評価方法  定期試験(60%)・ミニレポート(20%)・平常点(20%)で、総合的に評 価する予定です。 教材  教科書:なし。適宜プリントなどを配布し、参考資料を紹介します。


日本食文化論

(1〜4年次生 秋学期 2単位 金曜・4時限 11304教室)


授業の目的(要旨)
 この講義では、日本の「食」をめぐるさまざまな文化を論じます。食文化
を、時代的・社会的背景をふまえて考えていくので、歴史的視点を重視する
つもりですが、考古学・民俗学・栄養学といった多面的なアプローチも試み
たいと思います。この講義によって、文化を考察する基本を学んでもらうと
ともに、平準化(地域の味・季節の味の喪失)・インスタント化・西洋化・
グルメ化と、実に複雑な展開を見せている、現在の日本の「食」の未来を考
えるきっかけとしてもらいたいと思います。
授業内容・授業計画  講義は、以下のように進めたいと思っています。  1はじめに―食文化研究入門―   ○自己紹介 ○ガイダンス ○食文化研究の視点と方法  2日本の食生活史   ○はじめに ○縄文時代 ○弥生時代 ○飛鳥・奈良時代 ○平安時代   ○鎌倉時代 ○室町時代 ○戦国・織豊期 ○江戸時代   ○明治〜昭和戦前期 ○戦後〜現代  3食文化の諸問題   ○食の地域性 ○食の情報化 ○食のタブー ○食の管理と統制    ○食に関することわざ  4おわりに  すなわち、1では、食から文化を考える意味について、広くかつ具体的に 述べます。2では、日本の食文化・食生活の歴史をたどります。3では、食 文化について、現代の問題もふくめ、さまざまな側面から考えてみたいと思 います。  なお、「食」という身近で具体的なものを理解するため、映像資料やイン ターネットの活用、試食会なども考えています。また、授業の進行状況など は、担当者のホームページ(下記アドレス)に随時掲載する予定です。
http://www.kyoto-su.ac.jp/~wakamatu/mwoj3410.htm
履修上の注意  この講義は、「日本の食文化」を論ずるものです。狭い意味での「日本食 の文化論」ではありません。また、この講義を受ければ、あなたの料理の腕 があがるというものでもありません(調理実習はありません)。
 他学部(文化学部以外)の学生はWeb事前履修登録が必要です。 授業の到達目標  食という視点から文化を学ぶことの意味(有効性)とおもしろさおよび方 法について理解すること。日本の食生活の歴史とその背景および現状を理解 すること。
評価方法  期末試験(70点満点)+ミニレポート(1回・20点満点)+平常点 (最高10点程度)で評価する予定です。
教材  プリント配布。参考書は、下記のほか、教室で随時紹介します。  参考書等:岡田哲(編)『食の文化を知る事典』(東京堂出版、1998)        2520円(税込)       樋口清之『新版 日本食物史−食生活の歴史−』(柴田書店、        2260円(税込)


日本事情A

(2〜4年次 春学期 2単位 金曜・1時限 5301教室)


授業の目的(要旨)
 「日本事情」では、日本の文化を現代との関連で考えるとともに、そのた
めの方法を学びます。「日本事情A」ではまず、日本の社会について、基礎
的なことがらを確認します。日本の地理・歴史・政治・経済などに関する各
自の知識を確認しつつ、それらと日本の文化との関連を考えます。そして次
に、日本文化を学ぶための方法・資料などについて、具体的に学びます。比
較文化論的考察、歴史的考察、さらにはサブカルチャーなどについても見て
いきます。これらによって、現在の日本を正しく把握し、日本の今後を考え
ていく基礎を身につけてもらいたいと考えています。
授業の内容・授業計画  以下の内容を考えています。なお、ビデオやインターネットなども適宜使 うつもりです。  1.はじめに   ○自己紹介 ○ガイダンス ○授業の具体例(化粧・アニメ)  2.日本に関する基礎知識   ○日本の地理・自然環境と文化 ○日本の歴史と文化   ○日本の法・政治と文化 ○日本の経済と文化  3.日本・日本人のイメージ−比較文化論的考察−   ○日本論・日本人論・日本文化論の系譜   ○『笑われる日本人』と『現代日本人の意識構造』  4.江戸時代と現代−歴史的考察−  5.現代の日本文化と経済   ○日本人の危機意識 ○日本のポピュラーカルチャー  6.おわりに  なお、授業の進行状況などは、若松のホームページ(下記アドレス)に随 時掲載する予定です。
http://www.kyoto-su.ac.jp/~wakamatu/mwoj3421.htm
履修上の注意  朝1時限の授業です。遅刻しないでください。授業の最初に課題をやって もらうことが多いと思います。日頃から新聞・ニュースなどをよく見て、日 本の現状を知るくせをつけて下さい。そして、そこに見られるさまざまな議 論を、自分なりに考えてみてください。  文化学部日本文化コースの必修科目です。確実に合格するためには、しっ かり出席して、授業を聞いてください。  他学部(文化学部以外)の学生はWeb事前履修登録が必要です。
授業の到達目標  日本という国・社会が今後どのようになっていくのかについて、きちんと 考えることができるようになることが、最終的な目標です。そのためには、 日本の現状とその歴史的・社会的背景の把握が重要です。
評価方法  学期末の定期試験(80%)・授業への参加状況(授業中の課題をふくむ。 20%)などにより、評価する予定です。
教材  プリント配布。参考書などは、教室で随時紹介します。


日本事情B

(2〜4年次 秋学期 2単位 金曜1時限 5301教室)


授業の目的(要旨)
 「日本事情」では、日本の文化を現代との関連で考えるとともに、そのた
めの方法を学びます。今年の「日本事情B」ではまず、戦後日本の歴史につ
いて、特に経済大国としての発展や国際社会との関係について学びます。ま
た、現代の日本の時事問題を色々取り上げたいと思います。「萌え」文化論、
歴史教科書問題、日本の安全問題などについて、さまざまな立場の意見を紹
介しながら、日本の将来について思いをめぐらせてみたいと思います。
授業の内容・授業計画  以下の内容を考えています。なお、ビデオやインターネットなども適宜使 うつもりです。  1.はじめに   ○自己紹介 ○ガイダンス ○授業の具体例  2.戦後の日本史   ○戦後改革と復興 ○国際社会への復帰 ○高度経済成長   ○社会運動の展開 ○経済大国の実情  3.日本の時事問題   ○「萌え」文化論 ○歴史教科書問題 ○日本の安全について   ○日本の国際貢献 ○その他  4.おわりに  授業の進行状況などは、若松のホームページ(下記アドレス)に随時掲載 する予定です。
http://www.kyoto-su.ac.jp/~wakamatu/mwoj3426.htm
履修上の注意  朝1時限の授業です。遅刻しないでください。授業の最初にしばしば課題 をやってもらいます。日頃から新聞・ニュースなどをよく見て、日本の現状 を知るくせをつけて下さい。そして、そこに見られるさまざまな議論を、自 分なりに考えてみてください。
 文化学部日本文化コースの必修科目です。確実に合格するためには、しっ かり出席して、授業を聞いてください。  他学部の学生はWeb事前履修登録が必要です。 授業の到達目標  日本という国・社会が今後どのようになっていくのかについて、きちんと 考えることができるようになることが、最終的な目標です。そのためには、 日本の現状とその歴史的・社会的背景の把握が重要です。
評価方法  学期末の定期試験(80%)・授業への参加状況(授業中の課題をふくむ。 20%)などにより、評価する予定です。
教材  プリント配布。参考書などは、教室で随時紹介します。


日本文化交流史概説

(2〜4年次 春学期 2単位 月曜4時限 11304教室)


授業の目的(要旨)
 この講義は、日本の歴史のなかで行われてきたさまざまな文化交流につい
て、概観します。文化の内容は広くとらえ、その文化の時代的・社会的背景
をきちんと押さえ、海外との関係を中心に、文化交流の諸相(伝播・影響な
ど)を考えていきたいと思います。日本の地域文化の特色や多様性にも注目
し、日本における文化交流の歴史をきちんと押さえることにより、国際化時
代のなかで、日本文化さらには日本社会に対する理解を深めてもらいたいと
思います。
授業の内容・授業計画  日本の文化交流の歴史を概観します。具体的には、次のような内容を扱う つもりです。時々モノ資料を持参したいと思います。  1.はじめに 2.原始時代における日本の文化交流  3.東アジアと古代日本 4.アジアのなかの中世日本  5.近世日本とアジア・ヨーロッパ 6.世界のなかの近代日本  7.国際化時代の日本 8.おわりに  なお、授業の進行状況などは、担当者のホームページ(下記アドレス)に 随時掲載する予定です。
http://www.kyoto-su.ac.jp/~wakamatu/mwoj3431.htm
履修上の注意  扱う時代は長期にわたります。日本史が苦手な人は、必ず指定したテキス トを購入・持参してください。高校時代に使用していた日本史の図録があれ ば、それでもOKです。私語厳禁。しっかり頭を働かせてください。
授業の到達目標  最終的な目標は、これからの日本の文化交流を考える力を養うことです。 そのためには、日本のこれまでの文化交流の歴史をきちんと押さえ、日本の 国際的位置・日本の特質を理解することが大切です。また、日本史の史料に 慣れることも、目標のひとつです。
評価方法  定期試験の成績に、授業への参加状況(授業中の課題をふくむ)を加味し、 評価する予定です。
教材  福田豊彦他(監修)『総合日本史図表』(第一学習社) 880円(税込)  プリント配布。このほか、参考書などは教室で随時紹介します。


日本文化交流史特論

(2〜4年次 秋学期 2単位 月曜4時限 11304教室)


授業の目的(要旨) 
 この講義では、日本の歴史のなかで行われてきたさまざまな文化交流のう
ち、「鎖国」とよばれる江戸時代の国際交流の実像を描き、その歴史的位置
・国際的位置を考えていきます。なお、文化交流とはいっても、経済(貿易)
・政治との関係にも深くふれることになると思います。
授業の内容・授業計画  具体的には、次のような内容を扱うつもりです。史料もいくらか読んでい くので、レベルはやや高いです。  1.はじめに  2.ヨーロッパ人の渡来をめぐって  3.江戸初期の対外関係と「鎖国」  4.長崎貿易品をめぐる諸問題  5.貿易都市長崎の研究−その「成り立ち」を中心に−  6.対馬と朝鮮  7.薩摩と琉球  8.松前と蝦夷地  9.洋学の展開  10.「鎖国」時代の情報について  11.「開国」  12.おわりに  なお、進行状況などは、担当者のホームページ(下記アドレス)に随時掲 載する予定です。
http://www.kyoto-su.ac.jp/~wakamatu/mwoj3436.htm
履修上の注意  かなり内容のつまった授業になると思います。私語厳禁。しっかり頭を働 かせてください。
授業の到達目標  直接的には「鎖国」の実像を理解することですが、史料に慣れることもポ イントのひとつです。そして最終的な目標は、日本の文化交流の歴史と特質、 その国際的位置をふまえ、これからの日本の文化交流を考える力を養うこと です。
評価方法  試験(記述・論述式。自筆ノート・配布プリント持ち込み可)の成績を中 心に、若干の平常点(最高10点程度)を加え、評価する予定です。
教材  プリント配布。参考文献などは教室で随時紹介します。   若松正志「『鎖国』日本の国際交流」(『あふ>ひ』4、1998)    (プリントアウト可。試験への持込不可)


日本文化演習I 1・2

(文化学部3年次 通年 4単位 金曜2時限 11309演習室)


授業の目的(要旨)
 この演習では,ゼミ生各自が興味・関心をもっていることがらについてそ
れぞれテーマを設定し,それについて調査・研究を進め,発表・討論を通し
て内容を深め,最終的にレポートをまとめてもらうことを目標とします。た
だし,最初は共同研究テーマについて取り組んでもらいます。これは,演習
の基本(調べ方・発表の仕方・視点)を確認するという意味も持ちます。
 共同研究のテーマは,今回は「忍者」とします。「忍者」とはどういう存
在だったか,「忍者」は劇・小説・映画などでどう語られているか,「忍者」
を使った町起こしなど,多面的に扱ってみたいと思います。
 個人研究のテーマは,日本に関すること(外国との関係や比較もふくむ)
と広くしますが,(1)現代の問題とつながる(つなげられる)こと,(2)歴
史的な視点があること,(3)それなりにオリジナリティーがあることを求め
ます。
 演習は,みなさんの主体性・やる気が重要です。コンパ,神山祭への参加,
(忍者の里を訪ねる)ゼミ旅行など,色々企画してください。一緒に有意義
なゼミを創っていきましょう。
授業の内容・授業計画
 共同研究「忍者」については,関連文献・資料リストの作成からはじめ、
次に共通のテキスト・資料をもとに,分担を決め,担当者(ゼミ生)が内容
の要約と関連調査を行い,レジュメを作って発表し,全体で討論します。そ
して,内容をさらに深めたレポートを,夏休み明けに提出してもらいます。
 個人研究については,3年次の7月に,構想発表((1)テーマ,(2)対象
(時代・分野・地域),(3)そのテーマを選んだ理由,(4)文献リストをま
とめたレジュメ(A4判1枚)を用意)をしてもらいます。そして秋学期には,
関連文献報告(各自が自分のテーマに深く関連する本・概説・論文など20
ページ程度のものを選び,それについて内容要約・補足説明・コメント・疑
問点などを,レジュメを作って報告)を1回,さらに内容を深めた報告を1回
してもらい,年度末にレポートを提出してもらいます。
 さらに4年次には,それぞれ個人研究を発展させ,卒業研究をまとめても
らいます。
 毎回全員に,報告内容について発言(質疑・討論)してもらいます。また,
メーリングリストを使った情報交換,進路ガイダンスなども適宜行いたいと
思います。
履修上の注意
 演習は、レポーターがどれだけがんばったかをアピールする場となります
ので、そのつもりで参加してください。レポーター以外の人も、積極的に発
言してください。レポーターのさぼり、頻繁な欠席、目にあまる遅刻は論外
です。コンパ・合宿・旅行・神山祭への参加などは、みなさんの主体性次第
です。その他、基本的なことは、新年度最初の時間に話します。なお、メー
ルアドレスを変更した場合は、速やかに連絡してください。ともあれ、みな
さんの主体性・やる気が最も重要です。
授業の到達目標  自分なりのテーマを設定し、調査を行い、発表し、研究をまとめる。とり あえずは、卒業レポート作成の基礎を作ってください。そして、多面的な視 点をもつこと、先行研究をふまえ問題点を抽出すること、資料の分析、論理 的思考など、「物の考え方」を身につけてください。このことが、「社会を 見つめる眼」という将来的な財産となるでしょう。
評価方法  出席、報告の内容、討論での発言、レポート(夏休み明け・年度末)、ゼ ミ活動への貢献度などを総合して評価します。
教材  プリントなど配布。参考文献などは、教室で随時紹介します。


日本文化演習II 1・2

(文化学部4年次 通年 4単位 火曜3時限 11302演習室)


授業の目的(要旨)
 この演習の目標は、各自が自分の関心で選んだ日本史・日本文化・日本社
会に関するテーマについて、立派な卒業レポートを完成させることです。そ
のためには、先行研究の的確な整理に基づく問題点の抽出と、資料の博捜・
分析による新たな発見、そして論理的な思考と実証をふまえた文章作成が要
求されます。演習では、各自が卒業レポートの中間発表を行い、それを全体
で討論するという作業を重ね、よりハイレベルのものに仕上げてもらいます。
オリジナリティあふれる発想としっかりした実証のともなった素晴らしい卒
業レポートが完成することを期待しています。この経験は、社会に出た時に
もきっと役に立つことでしょう。
授業内容・授業計画  卒業レポート作成のための報告・討論が中心となります。  春学期は、就職活動などで、出席者が少ないと予想されますので、卒業レ ポート作成のための調査や就職活動について、個別指導します。卒業レポー トに関しては、昨年度末に作成した、自分のテーマと関連する論文の要約を ふくむレポートをふまえ、春学期中に別に1本論文を選び、報告していただ ければと思っています。春学期レポートは、必ず提出してください。なお、 希望があれば、コンピュータの活用なども、指導したいと思っています。  夏休み明けに、卒業レポートの中間報告にあたる春学期レポートをふまえ た報告を各自が行い、討論します。そして次に、自分の卒業レポートの構成 にそった形で、資料を提示し、報告してもらいます。この作業をくり返し行 うことによって、より内容の充実した卒業レポートを完成させてください。 最後に、卒業レポート(要旨)などを集めた冊子を作成できればと思ってい ます。  就職活動などで忙しいと思いますが、他の人の報告を聞いたり、討論した りするなかから、新たな着想や方法について学ぶことができると思いますの で、積極的に参加してください。
履修上の注意  正直言って、春学期は就職活動で忙しいと思いますので、あまり多くの出 席は期待していません。しかし、出席できない場合も、メーリングリストや 電子メールなどにより、現状を逐次報告してください(メールアドレスを変 えた場合は、速やかに連絡してください)。また、夏休み明けには必ずレポー トを提出してください。なお、入手が難しい資料などの手配は、夏休み前に 行ってください。そして、秋学期はしっかり出てきてください。ともあれ、 自主性を要求します(もちろん、質問・相談には応じます。特に研究テーマ の変更などは、早々に相談すること)。なお、卒業レポートはいいかげんな 気持ちではできません。しっかりやってください。
授業の到達目標  卒業レポートは、大学卒業の必要条件ではありませんが、若松ゼミ卒業の 勲章です。各自が選んだテーマについて、様々な調査を行い、それをまとめ るという作業を経験することによって、自分というものを見つめ直し、「物 の考え方」・「社会を見つめる眼」を育んでください。
評価方法  卒業レポートのできが中心となりますが、出席状況、発表、討論での発言、 卒業レポート作成の努力、ゼミ活動への貢献度なども加味したいと思います。
教材  教科書なし。参考書などは教室で随時紹介します。



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