微生物モニタリング

当SPF動物実験施設内のマウス等の微生物モニタリングを年数回予定しています。費用の関係で数匹程度を実験動物中央研究所へ送り、ウイルスから寄生虫の広い範囲にわたって調査してもらいます。
病原微生物の分類(大きく5分類します)
 A:人獣共通感染症の微生物
 B:動物を致死させる恐れのある微生物
 C:致死に至ることはないが発病、不顕性感染をおこす微生物
 D:日和見感染微生物
 E:病原性はないが気になる微生物
従って、A, Bクラスの病原菌の存在が確認されると、全群淘汰されることが多い。しかし、通常のモニタリングではすべての検査を行うことは難しいので、幾つか代表的なものを選んで検査をしています。検査項目は費用の関係もあり、実中研の「培養検査Iセット」「血清反応Iセット」「鏡検 I セット」「PCRによるHelicobacter」のみです。

それらの微生物の中でも、全群淘汰の対象となる微生物はマウス肝炎ウイルス(Mouse hepatitis virus: MHV)と肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pulmonis)が相当します。

詳しい微生物検査項目情報は上記メニューバー「関連学会等URL」から「実中研モニタリングセンター」を参照して下さい。