特別研究を希望する方へ

 4回生になると、いよいよ卒業に向けて特別研究が始まります。 自分の興味に合った研究室を一つ選び、4年間の集大成として研究に励みます。 当研究室の特別研究では、非平衡物理学に関する理論や数値計算に取り組みます。 具体的な研究テーマは色々考えられますが、皆さんの自主性を尊重し、教員と相談しながらテーマを決めていきます。 その後、ゼミを通して研究を進め、中間発表と最終発表を経て、卒業論文を提出します。
  • 3年次のスケジュール
  • 9月下旬~12月上旬
    【ランチタイムトーク】3回生に向けて、各研究室が特別研究の内容を説明します。
    12月中旬
    【希望調査】希望する研究室を第3希望まで提出し、特別研究の研究室が決まります。

  • 4年次のスケジュール
  • 4月上旬
    【研究室配属】自己紹介やゼミについてのガイダンスを行います。
    4月中旬~7月下旬
    【春学期】ゼミで非平衡物理学に関連する専門書を輪読し、演習で数値計算の基礎を学びます。
    8月上旬~9月中旬
    【夏休み】非平衡物理学に関する具体的な研究テーマを考え、教員と相談しながら決定します。
    9月下旬~1月中旬
    【秋学期】研究テーマに沿った理論および数値計算に取り組み、ゼミで研究成果を報告します。
    11月中旬
    【中間発表】研究の背景と方法をまとめ、研究の途中経過についてポスター発表を行います。
    2月上旬
    【最終発表】研究の結果と結論、今後の課題をまとめ、全体の発表会で口頭発表を行います。
    3月上旬
    【卒業論文】一年間の研究の背景・方法・結果・結論・課題を卒業論文にまとめ、提出します。

  • 関連する専門教育科目
  • 熱力学、統計力学A・B、流体力学、プログラミングに関する科目(計算機基礎A・B、数値計算・シミュレーションなど)

大学院進学を希望する方へ

 大学を卒業した後、大学院に進学する場合、特別研究よりも高度な専門知識を習得することになります。 大学院は博士前期課程(修士課程)と博士後期課程に分かれており、修了するとそれぞれ修士および博士の称号を得ます。 当研究室の博士前期課程では、非平衡物理学に関する高度な研究テーマに取り組み、研究室のクラスターマシンを利用したハイレベルな数値計算を行います。 修了後は数理科学や数値計算に関する専門性の高いエンジニアや技術職への就職が見込まれます。 一方、当研究室の博士後期課程では、非平衡物理学に関する研究テーマで世界最先端の研究を行い、学術論文を出版することが目標になります。 修了後は一人前の研究者として、大学や企業の研究職への就職が見込まれます。
 本学の学部生の方はもちろん、他大学の学生さんや社会人の方でも本学の大学院に進学することができます。 本学の大学院入試には(1)一般入試、(2)社会人一般入試、(3)外国人留学生入試があり、いずれも秋季募集(9月中旬)と春季募集(2月下旬)があります。 また、本学で特に優れた成績を収めた学部生の方は(4)学内推薦入試を利用することができ、社会人の方は(5)社会人推薦入試を利用することもできます。 その他、大学院入試の願書・出願方法・試験日程など、詳細については本学の学生募集要項を参照して下さい。

企業・教育機関の方へ

 本学では研究を社会に還元する目的で『研究・技術シーズ集』を刊行しています。 当研究室も粒子系の数値計算を広く社会に役立てるべく、関連する企業や教育機関との共同研究を見据えた提案をしています ( 研究・技術シーズ集2020記事 )。 共同研究の機会や大学院の社会人入試に関する問い合わせは、本学の担当窓口までご連絡下さい。 受託・共同研究等をお考えの方へ