研究活動(平成27年度以降の研究計画)

(平成27年度以降の研究計画)

3.会計史料のデータベース化と中間成果の公表準備
前年度に引き続き,会計史寮の発掘・収集を行ない,そのデータベースを完成させる。また,学内の個人ホームページ内に研究内容公の中間報告ができるページを作成する。

4.最終分析とその公表
前年度から整理を始めている本社議事録から,同社会計システム構築の意思決定過程を明らかにし,加えてその記帳規則,帳簿組織図を作成する。そして,これらの史料の検討から,同社の会計システムの全体像について明らかにする。なお,研究成果については,上記の既設の学内の個人ホームページから適宜発信するとともに,国内外の学会において最終報告を行う。また,発掘史料の適性と評価について,現地のオランダ人研究者との合同研究会を実施し,適宜,その方
向性をチェックする体制を整える。具体的には,申請者が2006 年4 月から2007 年3 月まで在外研究で指導を受けた,オランダ東インド会社研究の第一人者であるF.S. Gaastra(ハーストラ)ライデン大学名誉教授やオランダ会計史学者で長崎商館帳簿に関しても業績のあり,現在も交友を持っているK.Camfferman(カムフェルマン)アムステルダム自由大学教授との研究会を想定している。