これまでに受けた研究費とその成果

1.科学研究費補助金
①基盤研究(C)「わが国における会計史研究の発展に関する実証研究」(研究代表者:中野常男神戸大学教授)
研究課題番号:14530169(H14 年度~H15 年度)研究分担者

②基盤研究(C)「会計史リサーチ・データベースの作成とその利用」(研究代表者:中野常男神戸大学教授)
研究課題番号:19530406(H19 年度~H20 年度)研究分担者

③基盤研究(C)「会計倫理に対する事件史的アプローチ-不正会計の歴史的分析-」(研究代表者:中野常男神戸大学教授)
研究課題番号:21530463(H21 年度~H23 年度)研究分担者

④基盤研究(C)「会計史研究データベースの作成と国際比較」(研究代表者:中野常男神戸大学教授)
研究課題番号:24530560(H24 年度~H26 年度)研究分担者

以上の研究費によって申請者は,わが国における会計史研究の展開過程について研究を進め,そのデータベースを構築することに取り組み,またテキストマイニング分析を行うことにより,その特徴について明らかにすることができた。とくに,①,②の研究は本研究を行うでサンプルケースとして貢献するばかりでなく,データベースは,研究分析の対象として活用されることとなった。これらの研究は,本研究と直接的なかかわりを持たないが,本研究が対象とするオランダ東インド会社に関する会計史研究上の位置づけを明らかにするものである。

2.その他の研究費等
①帝塚山大学経済経営研究所2007 年度研究員研究費 研究代表者
「連合東インド会社における会計システムの研究」

②帝塚山大学経済経営研究所2008 年度研究員研究費 研究代表者
「オランダ(連合)イギリス両東インド会社おける会計システムの研究」

③日本簿記学会簿記理論研究部会 部会長,2010 年から2012 年
「現代簿記論に関する研究:現代簿記論の生成と展開について」

以上の①,②の研究費は,本研究との直接的な関連性を有し,『ネーデルラント簿記史論』はどう研究費の成果の一部である。また,③は本研究と直接的な関係を有しないが,本研究の前提となる,複式簿記の本質についても問うており,間接的な影響を有するものである。