FileZilla (ファイルジラ) は Windows と mac の両方に対応し、日本語で使うことができる、無料のファイル転送用アプリケーションです。
ここでは FileZilla のインストールから、ファイルをアップロードする方法など、一連の手順を解説します。
大学内のパソコンであれば、FileZilla は「共通アプリケーション」内に標準でインストールされていますので、この項目を読み飛ばしてください。
しかし自身のパソコンで FileZilla を使いたい場合は、最初にインストールをする必要があります。
インストールをしたい場合は、まずFileZillaのダウンロードサイトにアクセスします。
Windows 版と mac 版があるので、ご利用のパソコンに合わせてダウンロードし、指示にしたがってインストールしてください。
はじめに接続設定を登録します。(大学内のパソコンの場合は、初期設定済みですので、この手続きは不要です)
ウインドウ上部、左上のアイコンをクリックし、「サイト マネージャー」画面を表示します。
さらに「新しいサイト」ボタンをクリックし、ホスト・ユーザー・パスワードの項目を入力します。
ホスト | cc2000.kyoto-su.ac.jp |
---|---|
ユーザー | g1000000 (大学で使用しているユーザーID) |
パスワード | (大学で使用しているパスワード) |
「OK」ボタンを押すと、接続設定が保存されます。
「名前の変更」ボタンを押すと、接続設定に好きな名前を付けて保存しておけます。大学のパソコンの場合は接続設定に「ccftp」という名前がつけられていますので、ここでも「ccftp」という名前で保存したとします。
なお学外から大学のサーバーへの接続方法については、大学ホームページ内コンピュータ環境の使い方コーナーにあるファイル転送サービス利用の手引き の記事を確認してください。(少し、複雑な手続きが必要になります)
接続設定が終わっていれば、上と同じ操作で「サイト マネージャー」の画面を開き、「ccftp」をクリックして「接続」ボタンを押せば、ファイル転送先のサーバーに接続されます。
もしユーザーIDやパスワードを要求された場合は、入力してください。
FileZillaの右半分のエリアが「どのサーバーにも接続されていません」と書かれた状態から、接続先サーバー内のファイルが表示されている状態に変わったら、接続成功です。
なお左半分のエリアには、自身のパソコン内のファイルが表示されています。
サーバーにファイルを送る(アップロード)は簡単です。
FileZilla 左半分の部分から右半分にファイルをドラッグして移動するか、デスクトップなどにある手持ちのファイルを直接 FileZilla の右半分にドラッグして移動すれば、サーバーにファイルをアップロードできます。
同じ名前のファイルがサーバー上にすでにある場合は、確認画面が表示されます。「上書き」を選択すれば、サーバー上のファイルを置き換えられます。
サーバー内はフォルダの中にフォルダが入っている多層構造になっています。そして現在見えている位置は、FileZilla の右上部に常に表示されます。
例えば、現在位置が /abc/def/g12345
のように表示されている場合、これは、「サーバーの最上位階層 /
にあるabc
フォルダ内にあるdef
フォルダ内にあるg12345
フォルダ内を現在見ている」ことを表しています。
このように通常はフォルダが多階層にになっているので、現在位置に注意してください。
別のフォルダに移動したいときは、以下の操作を行います。
..
という名前の特別なフォルダをダブルクリックします(ひとつ上の階層を意味する表現です)。
アップロード先に指定がある場合があるので、場所を間違えないようにしましょう。指定と異なる場所にアップロードすると、正しく動作しない場合があります。
またドラッグしてファイルをアップロードするときも、フォルダに重ねてしまうと、そのフォルダの中に入ってしまうので注意が必要です。
フォルダを適切に移動して、正しい場所にファイルをアップロードするよう心掛けましょう。