Windows HTMLファイルを、Microsoft Edge ブラウザや、Internet Explorer ブラウザで開いた時、HTMLのリンクが動作しない場合があります。
以下のような特徴にあてはまるときに確認してください。
そのような場合は、ファイルに設定された「ゾーン識別子(ZoneID)」が関係している場合があります。
これはセキュリティ保護機能の一種で、HTMLファイルのプロパティを見ると分かります。
リンク元ファイルとリンク先ファイルの両方で、以下の操作を行ってください。
なお、すでに保護機能が解除されている場合は、「セキュリティ:」欄は存在しません。
ZoneIDは、各ファイルに付属する付加情報の一種です。Windows XP Service Pack 2 から導入されたらしいです。
代替ストリーム(Alternate Data Stream, ADS)として記録される Zone.Identifier の項目の1つで、ネットワークなど外部から取得したファイルに付与されます。
例えば実行ファイルの場合、ZoneID が付与されていると、起動した際に警告が表示されます。
Microsoft Edge ブラウザや、Internet Explorer ブラウザは、この ZoneID を参照し、リンク元のファイルとリンク先のファイルで ZoneID が異なる場合は、リンクを機能させないようにします。
リンクをクリックしても無反応な場合は、上記の方法で保護機能の解除を試してください。
ちなみに、 Google Chrome ブラウザや Firefox といった他のブラウザは、ZoneID を参照しないので、リンクは問題なく動作します。
よって Edge や IE ではない、別のブラウザを使うという解決方法もあります。