免疫(immunity)とは@
自己と非自己を認識する機能、仕組みのこと
非自己成分が自己の生体の恒常性を乱すため非自己を排除する。
免疫学では排除すべき非自己(not self)保全すべき相手を自己(self)という
免疫(immunity)とはA
免疫という考えは、感染症に対する生体防御反応を人類が経験的に知ることから始まった
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免疫の語源は「病気から免除されている」というImmunitas に由来
Immunitasには以下のような意味がある
〇生来病気にかからない(自然免疫・先天性免疫)
〇一度かかった後は2度と同じ病気にかからない(獲得免疫・後天性免疫)
タバコ喫煙により、タバコ煙は直接肺に吸入されるため、肺に存活動報告写真在する免疫細胞や肺組織への影響があると考えられる。特に肺の免疫系で中心的な役割を担っている肺胞マクロファージの機能に対するタバコ喫煙の影響を調べることは、肺の免疫系、ひいては生体防御を考える上で重要である。そこで、本研究では、自動喫煙装置を用いて、マウスに一定量、一定期間、均一にタバコ煙を喫煙させた後、気管支肺胞洗浄により肺胞マクロファージを採取し、肺胞マクロファージの免疫機能への影響について研究している。
タバコ煙は主流煙、副流煙、成長煙、拡散煙、流出煙、くすぶり煙および主流煙を吸った後に喫煙者から吐き出される吹き出し煙(剰余煙)からなり、副流煙、成長煙、拡散煙、流出煙および剰余煙をまとめて環境タバコ煙と呼ばれている。主流煙、成長煙、流出煙、くすぶり煙および剰余煙は一服の間に生じる煙で副流煙と拡散煙は一服と一服の間に生じるタバコ煙で、環境タバコ煙の大部分は副流煙と剰余煙からなっている。タバコ煙中には約6000種以上の化学物質が含まれているが、物質の状態によりガス相と粒子相に分けられ、それぞれに多種の発ガン物質、発ガン促進物質などを含んでいる
蜂蜜のひとつであるジャングルハニーは、アフリカ・ナイジェリアのEnugu州Nsukka地域の熱帯雨林に生息する野生の蜂が長期にわたり樹木や花から集めてできた蜂蜜です。グルハニーを作る蜂の種類は、Apis melifera adonsoniiであり、蜜になる主な花の樹木としては、Pentaclethra,macrophylla, Chrysophyllum albidum, Milicia excelsなどがあります。ジャングルハニーの成分には、糖質、ビタミン、グルコン酸、タンパク、ミネラル、アミノ酸などが含まれ、一般の蜂蜜に比べこれらの成分が約3倍以上多く含まれているのが特徴です。ナイジェリアでは、この蜂蜜が健康や美容の他、呪術師であるシャーマンにより風邪、皮膚炎、火傷の治療薬、疾患予防薬として伝統的な医療に利用されてきました。食用ではなく、むしろ治療薬として使用されていることから、生体への作用、特に免疫作用に対する効果が考えられます。しかし、ジャングルハニーの免疫作用についての報告は全くされておらず、その詳細な作用機構はまだ解明されていません。そこで、我々の研究室では、ジャングルハニーの免疫機能への影響と免疫を介した感染防御、抗腫瘍作用について研究をしています。
アガリクスは学名を「アガリクスブラゼイムリル(Agaricus blazei Murill)」、和名を「カワリハラタケ」という食用キノコでありブラジル、サンパウロ郊外約200kmのピエダーテ地方と呼ばれる高地に唯一自生しています。野生のアガリクス茸は昼間35℃、夜間20〜25℃、湿度80%、そして夕方になると定期的にやってくるスコールという気候条件のもとでしか生育しないといわれています。地元では「神のキノコ」と呼ばれ、この地で暮らす人々が昔から食用にしていたキノコです。そして、ピエダーテ地方の原住民には生活習慣病の患者が少なく長寿者が多いことから研究が進められ、アガリクスには免疫力を高める働きがあると確認されました。アガリクス茸熱水抽出液は一般的に抗腫瘍活性や免疫活性が知られています。これまでにNK細胞、T細胞、マクロファージの活性が知られています。しかしながらこれらの作用のメカニズムについてはよく知られていません。本学研究室ではそのメカニズムについて研究しています。
陽性 | 悪性 | |
発育速度 | 遅い | 速い |
細胞分裂 | 少ない | 多い |
核クロマチン | <普通 | 増加 |
分化 | 良好 | 未分化 |
発育形式 | 膨張性 | 浸潤性 |
被膜 | 存在 | 欠如 |
転移 | なし | あり |
組織破壊 | 少ない | 多い |
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