96穴PCRプレート用手動遠心機(Manual centrifuge equipment for 96-well PCR plate)
96-well PCR plateをスピンダウンする際、電動式の遠心機を使うことがある。これまで隣のラボに借りて済ませていたが、そろそろ自前でも用意しようと考えた。価格は高くないが、使用頻度の割に、機器が大きいため実験台を占有し、遠心の加速も悪い。 何か良い方法がないかと考えていたところ、調理用サラダスピナーを96穴PCRプレートスピンダウンに利用している例を見つけた。早速、作成し、使用したところ、良い点がいくつもある。第一に、置き場所に困らない。必要ないときは棚に収納し、必要なときのみ取り出せば良い。本体重量も超軽量なので移動も容易だ。また、電動式の96ウェルプレート遠心機と比較して、格段に加速が速いのも利点だ。 1.作り方 (Manual centrifuge equipment for 96-well PCR plate) 1.サラダスピナー(salad spinner)を用意する。 ※96ウェルプレート(96-well PCR plate)が2枚収まるサイズを選択する。 ※例)パール金属 Petit chef Jr サラダスピナー C-750 約\2,000 yen 2.96ウェルプレート(96-well PCR plate)固定用に発泡スチロールの底をくり抜いたものを用意する。 3.くり抜いた発泡スチロールを底に敷く。 2.特徴 1.電動式のプレート遠心機よりも加速が速い。 2.軽いので、移動が容易である。 3.実験台下に収納可能で、使用時のみ出せば良いので、実験台を効率的に使用できる。 |
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ref.1) | Ken Motohashi | ||
"A simple and fast manual centrifuge to spin solutions in 96-well
PCR plates" Methods Protoc. 3, 41 (2020) |
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Manual centrifuge equipment for 96-well PCR plate (in English) |
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