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エネルギー経済学

(2022年4月1日更新)
テキスト
  •   ●このテキストを使用する講義科目
  •   京都産業大学:エネルギー資源論,演習I・II・III・IV
  •   京都産業大学大学院:エネルギー資源論特論

  •   本書は,初歩的な経済学とこれに隣接する学問領域の基礎知識と実際のデータに基づいて「エネルギー問題」を考えるための入門テキストです。2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故後の内外のエネルギー問題を幅広く取り上げて解説し,経済学的な分析を試みます。

  • 目次
  • 第1章  エネルギー問題とは何か
  • 第2章  エネルギーと資源
  • 第3章  再生可能エネルギーと再生不可能エネルギー
  • 第4章  エネルギーの需要と供給
  • 第5章  石炭需給
  • 第6章  石油・天然ガス需給
  • 第7章  電力需給
  • 第8章  エネルギーミックスと経済
  • 第9章  エネルギー安全保障

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  •   ●この教材を使用する講義科目
  •   京都産業大学:エネルギー資源論,演習I・II・III・IV

  •   現代生活に必要不可欠な資源・石油。石油に依存することで,人類の生活は便利で豊かになりました。他方,石油は戦争や紛争の原因を生み出し,石油の確保が戦争の勝敗を決めました。石油依存の高まりにより,新たな生産地と技術革新を探求してきたが,地球で人類が持続可能な生活を維持するためには,高レベルの石油依存から脱却し,気候変動の緩和と適応が必要です。
  •   この映像教材では,現場への取材に基づき,石油開発の歴史,石油危機,OPECの役割,および国際原油市場や産油国経済の発展について解説しています。また,石油に代わる原子力や再生可能エネルギー利用の技術についても取材。石油依存を高めることで文明を発展させてきた地球の歴史を振り返りながら,石油依存がもたらす多元的な課題を指摘し,将来世代のためのエネルギー変革のあり方を探ります。

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  •   ●このテキストを使用する講義科目
  •   京都産業大学:演習I・II・III・IV
  •   京都産業大学大学院:エネルギー資源論特論

  •   従来,各国単位で考えられてきたエネルギーセキュリティは,現在,地域単位で捉えるべき新しい概念へと構造が変化しています。本書は,変化の内容を分析し,東アジアにおける持続的な発展を目指す戦略を検討します。

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  • 4.「日本のエネルギー安全保障を考える」
          藤井秀昭,時習館高校創立125周年記念論考集(時習館同窓会東京支部記念誌発行実行委員会編)『みずから考え  自ら成す』豊川堂,pp.98-112,2018年8月.


  •   本稿は,20世紀後半以降の日本のエネルギー安全保障問題を考察し,21世紀の第一四半世紀の時点において認識すべき主要課題を論じます。2005年以降のエネルギー市場の外部性の変化として次の6つを取り上げます。@東京電力福島第一原子力発電所事故と日本の原子力政策の課題,A世界の資源埋蔵量評価の上方修正とシェール革命の進展,B再生可能エネルギー利用発電の普及と課題,C新技術の研究開発及び利用普及と課題,D日本の西に位置する人口大国中国の動き,E米ソ冷戦終結後のグローバリゼーションが惹起させた「常識の非連続的変化」(パラダイムシフト)に対する揺り戻し(backlash),についてです。日本のエネルギー安全保障戦略には有効需要を捉えたグリーン資本主義への移行のための戦略が必要です。一方,日中韓の3ヵ国の間で信頼関係が確立し,同一の価値観を共有できない限り,生存権,財産権及び「民主主義の民主化」に影響を与える「東アジアのエネルギー環境共同体構想」が実現される可能性は極めて小さいことを強調しています。