プログラムの基本的な考え方

基本的に自然界のシステムをより簡素化したものである。
  あるフィールドに、鳥がランダムに存在する。
  そこでその種は交配を繰り返し、環境に適したものが生き残り、
  ある個性を持った種となる。

 ○成長
     個々の鳥は、えさを取って体重を増やし、生活することで
     体重が減る。
     えさを取る能力の高い者は、低い者より多くのえさを取ることができる。

 ○交配
     ある程度成熟したメスは交配相手を求める。
     メスは、オスの健康状態の象徴である尻尾を目で見てより好みをする。
     気に入れば交配し、両親の遺伝子を持った子が生まれる。
     メスは子を生むことによって、非常に多くの体力を使うため、
     交配・出産とは、生命に関わる大仕事である。

 ○死
     個々の鳥には寿命があり死亡する。また、体力を使いすぎても衰弱死する。
     外敵に狙われる場合もある。オスは自分の子孫の保存のために
     伸びた尻尾のせいで外敵から見つかりやすく殺される可能性も高い。

     基本的に、メスには「尻尾の長いオスを好む」という情報はない。
     あくまでも、環境に応じた、環境に必要とされた個体が生き残り、
     子孫を残していくのみである。
     この条件で、生存に不利であろうと思われる尻尾の長い孔雀のような種は
     生まれるのだろうか。

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