余白の設定2

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CSSを使うと、marginプロパティで1行あけるなど、余白の調整ができます。また、箇条書きの行頭のマークに画像を使うことができます。

作成例のように表示されるページ rensyu2.html を作成してください。

作成例

作成手順

  1. rensyu フォルダ内に、新たにrensyu2.htmlrensyu2.cssを作成します。

    rensyu1.html をコピー・貼り付けなどで複製して rensyu2.html を作ると効率的です。


    作業用フォルダの中に新しいファイルを用意する。

  2. rensyu2.html を開いたら、本文(<body></body>の範囲)を削除します。

    そして読み込むCSSファイルを切り替え、rensyu2.cssを読み込むよう修正します。
    <head>~</head> 範囲内に、 CSS を読み込むための <link> があるはずなので、以下のように修正します。

    <link rel="stylesheet" href="rensyu1.css">
                                ↓ 書き換える ↓ 
    <link rel="stylesheet" href="rensyu2.css">
  3. CSSファイル rensyu2.css を開きます。スタイルシートに関しては、CSS の内容が全く異なるので、設定を全て削除して空の状態にします。これで編集準備は完了です。

  4. HTMLファイルを開き、<ul><li> を使用して箇条書きを作成します。箇条書きの内容は、自由に記入してください。

    <ul>
    <li>リスト項目A<br>
    その詳細な説明。</li>
    <li>リスト項目B<br>
    その詳細な説明。</li>
    <li>リスト項目C<br>
    その詳細な説明。</li>
    </ul>
    • リスト項目A
      その詳細な説明。
    • リスト項目B
      その詳細な説明。
    • リスト項目C
      その詳細な説明。
  5. 各リスト項目が密着していると見づらいので、項目の下に1文字分の余白を設けます。

    CSSファイルを開き、<li>に対して、margin-bottom(マージン・ボトム)プロパティを設定すると余白を設けられます。 なお、marginプロパティを使うと、全周に余白が発生しますが、margin-bottom プロパティを使うことで、下方向にだけ余白を設けられます。

    li { margin-bottom: 1em; }
    • リスト項目A
      その詳細な説明。
    • リスト項目B
      その詳細な説明。
    • リスト項目C
      その詳細な説明。

    margin-bottom によって、各<li>項目の下に余白ができました。なお「1em」は1文字分を意味します。


    それぞれの項目の下に余白が作られた

  6. 箇条書きの行頭のマークを画像に置き換えます。 ここでは、<ul>に対して、list-style-image プロパティを使用します。

    li { margin-bottom: 1em; }
    ul { list-style-image: url('star.gif'); }

    この例では、星マークを表現するために、以下の画像を使用しています。

    star.gif  ← ここからダウンロード( 幅 15ピクセル   高さ 14ピクセル )

    上の星の画像を「右クリック」 → 「名前をつけて画像を保存」 などで保存し、HTMLファイルと同じ場所、つまり rensyu フォルダ内に保存すれば使用できます。

    • リスト項目A
      その詳細な説明。
    • リスト項目B
      その詳細な説明。
    • リスト項目C
      その詳細な説明

    箇条書きの行頭のマークが星型になったら完成です。

解説

CSSでは margin プロパティで指定の要素の周辺に余白を作れます。このとき、余白は要素の上下左右に同じ幅だけ確保されます。


要素の周囲に作られる余白(margin)

しかし上下左右に等しい幅の余白を作るのではなく、それぞれの方向について異なる幅の余白を設けることもできます。その場合は、以下のようなプロパティで設定できます。

プロパティ余白を作る方向
margin-top 上方向
margin-bottom 下方向
margin-right 右方向
margin-left 左方向

例えば、以下のように設定すると、上下方向にだけ余白を作れます。

div { margin-top: 1em;
      margin-bottom: 1em; }


要素の上下だけに作られる余白(margin-topmargin-bottom)

その他、CSSでは、list-style-image で箇条書きの行頭マークを変更するなど、HTMLにはできないさまざまな部分のデザイン変更ができます。