この文書の URL は http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~mtkg/lecture/comp_A/2012/05.html です。
エクセルのおまけ
相対参照と絶対参照
まず、次のような値段の換算表(ユーロ→円)を作成しましょう。 左上の「品物」の位置を A1 セル、「換算レート」は A10 セルとします。 換算レート(1ユーロ=104.5円)は今日の値を調べて入力してください。
品物 | 値段(ユーロ) | 値段(円) |
ワイン | 24.9 | |
シャンパン | 37.9 | |
チーズ | 5.8 | |
フォワグラ | 12.5 | |
チョコレート | 1.1 | |
… | … | |
換算レート | 104.5 |
次に、C2 から C6 をエクセルに計算させます。 日本円での値段は「ユーロでの値段×換算レート」で計算できます。
- C2 セルを選択して fx の欄に「=B2*B10」と入力する。
- 数式を C3〜C6 セルにコピーする(C2 セルの右下をクリックして C6 までドラッグ)。
C2 は正しく計算されていますが C3〜C6 は結果がおかしいようです。 マウスで C3 を選択すると C3 セルにどのような数式が入っているのか確認することができます。 C4, C5, C6 についても数式を確認してみましょう。 次のようになっているはずです。
- C2: =B2*B10
- C3: =B3*B11
- C4: =B4*B12
- C5: =B5*B13
- C6: =B6*B14
ユーロでの値段は B2→B3→…→B6 を参照しているので正しいのですが、換算レートは B10 を参照しないといけませんね。 B11〜B14 は空欄なので数値としては 0 と解釈されます。 数式をコピーするときエクセルがセル番号を自動的に変化させるためにこのようなことが起こります。
コピー時にセル番号を変化させないようにするには「絶対参照」と呼ばれる方法でセルを指定します。 いまの場合は B10 を $B$10 とします。 (列番号と行番号にドルマーク $ をつけると絶対参照になります。)
C2: =B2*$B$10
C2 セルの数式を上のように修正して C3〜C6 にコピーしてみましょう。 今度は正しく値段が計算できたでしょうか? ドルマークをつけない通常の参照方法を「相対参照」といいます。 相対参照と絶対参照をうまく使い分けましょう。
相対参照と絶対参照を組み合わせた「複合参照」という参照方式もあります。 この場合は絶対参照にしたい列番号あるいは行番号だけに $ マークをつければ OK です。
パワーポイントとは
- プレゼンテーションソフトの一種
- 発表資料などを簡単に作ることができる
パワーポイントの簡単な使い方
- 共通アプリケーション>Microsoft PowerPoint 2010 をダブルクリック
- 「テーマ」を選択する
- タイトル、サブタイトルを入力
- 「新しいスライド」から適当なレイアウトを選択してページを追加
- (以下、この繰り返し)
箇条書きの使い方
- TAB で階層を深くできる
- Shift+TAB で階層を浅くできる
- Shift+RET で継続行
表の挿入
- メニューの「挿入>表」で表が作れる
ファイルの保存
- ファイル>保存
- 形式を指定して出力することも可能: PDF, JPEG, etc...
注意点
- フォントは大きめ、太めのものを選択する
- たくさん書き込みすぎない
- 箇条書きをうまく使う
参考になるホームページ
本日の課題
パワーポイントでプレゼン資料を作ってみましょう。 テーマはなんでもよいです。 例えば「大学生活の目標」「私の1週間」「今年のゴールデンウィーク」など。 ただし、以下の条件を守ってください。
- 箇条書きを使うこと
- 画像を最低1枚貼ること
- 表(テーブル)を使うこと