この文書の URL は http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~mtkg/lecture/comp_A/2012/03.html です。

Microsoft Word とは

簡単な使い方

まずは簡単な使い方から。

  1. Word を起動
  2. ファイルを作成
  3. フォントを変更
  4. ファイルを保存

という一連の作業をやってみましょう。

Word の起動

ファイルの新規作成

文章の入力

次のように入力していって下さい。

この時点でこんな感じになっていれば OK です。

フォントの変更、センタリング

次に文書の体裁を整えます。

ワードのメニュー(マックの場合)は次のようになっています。

タイトルの変更

まず、1行目の「ワードは簡単」をマウスで選択します。 左クリックしながらマウスを移動させると選択範囲を変更できます。 この状態で次のように書式を変更していきます。

これでタイトルができました。

章の見出しの変更

各章の見出しはゴシック体に変更するだけでよいでしょう。

以上で完成です。 この時点でこんな感じになっていれば OK です。

ファイルのセーブ

作業の区切りがついたらこまめにセーブしておきましょう。

少し進んだ使い方

数ページの短い文書なら上記の手順で十分ですが、何章にもなるような長い文章(卒論など)では、表紙や目次が必要になります。 また、文書の改訂に伴って、章番号の振り直しが必要になることが多々あります。

そこで、ワードの

を使った文書の作成方法を試してみましょう。

手順は次のようになります。

  1. 表紙の作成
  2. 目次の作成
  3. 本文の作成
  4. ヘッダとフッタ、ページ番号の設定

表紙の作成

まずは表紙から作ってみましょう。 メニューから「ファイル>新規作成」を選択して、新しい文書を用意します。

これで表紙ができました。

目次の作成

本文の作成

目次機能を利用するには「見出し機能」と「段落機能」を使って本文を作成する必要があります。 これらの機能を利用せずに、手で「1.1 はじめに」などと入力しても目次機能はうまく動作しません。

第1章の作成

次の章の作成

第1章が書き終わったら次の章(第2章または第1.1章)を作成しましょう。 さきほどと同様にすれば OK です。

次のようにすると「次の章」を簡単に作ることができます。

目次の更新

本文の作成ができたら、目次ページに戻って目次を更新します。

すると目次が自動的に作られます。 本文を改訂したら目次を更新しましょう。

ヘッダーとフッター、ページ番号

ヘッダー (header) とフッター (footer) は各ページの上下に表示する付加的な情報のことです。 これを付けるには次のようにします。

ページ番号を付けるには

で OK です。

もっと進んだ使い方

マイクロソフト社のソフトウェア全般に言えることですが、Word は使い方が非常に複雑です。 ワードのプロ(ワード職人)を目指したい人はワードの解説書で使い方を調べるとよいでしょう。 解説書は無数に出ているので、amazon.co.jp などで評判のよい本を選べばよいと思います。

で検索すればよいでしょう。

ただ、冒頭にも書きましたが、Word は数式の入力には向いていないので、理工系のレポート作成には LaTeX という組版ソフトがおすすめです。 LaTeX については今学期後半で扱う予定です。 LaTeX の解説書もたくさん出ていますが、

が定番です。 Windows でも動作するので、興味のある人は試してみるとよいでしょう。