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目的 / Mission

このプロジェクトは哲学，数学，計算機科学，認知科学，生命科学，社会科学など 様々な分野でしばしば無反省に用いられる計算という概念を問い直し，それを通じ て各分野においてこれまで明らかでなかった問題を浮彫りにすることを目的とする． このプロジェクトは特定の問題の解決を目指すものではなく 重要と思われるいくつかの視点を提供しようとするものである (2000/09/18)．

目次 / Table of Contents

• ニュース / News
• 人々 / People
  • 参加者 / Members
  • 協力して頂いている方々 / Friends
• 研究活動 / Research Activities
  • 論文・記事・解説 / Papers, Articles, and Reviews
  • 書籍 / Books
  • 講演 / Talks
• リンク / Links

ニュース / News

• CAP in Australia 2003 Conferenceで三好と郡司さんが発表してきました． 今回はホストが倫理のセンターだったのでそちら方面の発表がかなり 多かったようです．北米以外のCAP Conferenceは 春夏にヨーロッパ，秋冬にアジア太平洋地域で行うそうで 以降はItaly, Thailandと続きます(2003/11/08)．
• 数理科学 10月号が発売になりました．今回の執筆者は塩谷さんです． 予定通り今回で連載は完結ですが これらをまとめて出版する話は今のところありません． チャンスがあれば考えたいと思いますが， 各筆者がそれぞれ独自のアプローチなので編集が難しそうです(2003/09/19)．
• 数理科学 8月号が発売になりました．今回の執筆者は檜垣さんです． ウェブサイトの更新は滞っていますがプロジェクトは日々活動中です．(2003/08/01)
• 数理科学 6月号が発売になりました． 今回の執筆者は郡司さんと共同研究者の方々です．(2003/05/24)
• ありがたいことに科研費基盤研究(B)(1)「計算の哲学──計算概念の再構築」 の採択が内定しました．期間は2年です． (2003/05/06)．
• Computer Today 3月号が発売になりました．今回の執筆者は戸田山さんです． なお Computer Today は本号で休刊になりますが，連載は姉妹誌の 数理科学 で継続されます．次回は2003年6月号の予定です (2003/02/19)．
• 過去のニュース

人々 / People

参加者 / Members

• 三好 博之 / Hiroyuki Miyoshi （京都産業大学理学部）（コーディネータ）
  • コンピュータ科学，圏論，数理論理学，計算の哲学．
• 戸田山 和久 / Kazuhisa Todayama （名古屋大学大学院情報科学研究科）
  • 分析哲学，認識論，数学の哲学，人工知能の哲学，人工生命の哲学，工学の哲学．
• 郡司 ペギオ 幸夫 / Yukio-Pegio Gunji （神戸大学理学部）
  • 理論生命科学，認知科学．
• 塩谷 賢 / Ken Shiotani
  • 科学哲学，時間の哲学．
• 檜垣 立哉 / Tatsuya Higaki （大阪大学大学院人間科学研究科）
  • フランス現代哲学，ベルクソン、ドゥルーズ，デリダ，西田の思想．

協力して頂いている方々 / Friends

• 入不二 基義 / Motoyoshi Irifuji （山口大学教育学部）
  • 時間の哲学．
• 上野 修 / Osamu Ueno （山口大学人文学部）
  • スピノザの思想．

研究活動 / Research Activities

論文・記事・解説 / Papers, Articles, and Reviews

• 計算の哲学プロジェクト，『局所的意味論と現象としての計算』（リレー連載，全10+1回），Computer Today（第0-7回），数理科学（第8-10回），サイエンス社．
  • 第0回 『局所的意味論と現象としての計算』 郡司ペギオ幸夫，Computer Today 2002年1月号，pp.40-41． （1.1の見出しは校正ミスで他の記事の見出しと入れ替わっている）
  • 第1回 『リフレクションと計算のメタフィジクス』 三好博之，Computer Today 2002年3月号，pp.38-45．
  • 第2回 『世界内計算、そのクリプキ的転回から「いま・ここ」へ』 郡司ペギオ幸夫・青野真士・神谷壮八・笹井一人，Computer Today 2002年5月号，pp.42-50．
  • 第3回 『時間の進行と計算――問題へのイントロダクション』 塩谷賢，Computer Today 2002年7月号，pp.42-48．
  • 第4回 『人工生命と現象としての計算をめぐる天使と悪魔の対話』 戸田山和久，Computer Today 2002年9月号，pp.40-45．
  • 第5回 『生きているとはどういうことか』 檜垣立哉，Computer Today 2002年11月号．pp.58-63．
  • 第6回 『リフレクションと計算のメタフィジクス(II) 』 三好博之，Computer Today 2003年1月号，pp.52-57．
  • 第7回 『数の存在と数学とは何かをめぐる天使と悪魔の対話 』 戸田山和久，Computer Today 2003年3月号，pp.66-71．
  • 第8回 『現象論的計算としての意識：その抽象モデル 』 郡司ペギオ幸夫，桑村和孝，高橋達二，数理科学 2003年6月号，pp.77-83．
  • 第9回 『西田幾多郎の数理哲学』 檜垣立哉，数理科学 2003年8月号，pp.78-83．
  • 第10回（最終回） 『計算と観測――実行を軸にした計算の検討の哲学的含意 』 塩谷賢，数理科学 2003年10月号，pp.76-83．
• 三好博之
  • 三好博之，『リフレクションからインタラクションへ──計算の哲学への間接的アプローチ』，2003年．(pdf, ©2003 Hiroyuki Miyoshi)
  • Hiroyuki Miyoshi, "From Reflection to Interaction: An Indirect Aproach to the Philosophy of Computation", in the Proceedings of Computing and Philosophy (CAP) in Australia 2003 Conference, The International Association for Computing and Philosophy (IACAP). (pdf, ©2003 Hiroyuki Miyoshi)
  • 三好博之，『メレオトポロジーと計算 』， 京都大学数理解析研究所講究録，No.1318，pp.21-29, 2003. (pdf)
• 戸田山和久
  • 戸田山和久， 『「普遍生物学」であるために人工生命研究はなにをせねばならないか』， 「科学哲学」，33-2，科学哲学会編，2000年，pp.57-71．
  • 戸田山和久， 『哲学的自然主義の可能性』， 「思想」， 2003.4，No.948，岩波書店， pp.63-92.
• 檜垣立哉
  • 檜垣立哉，『 「差異」の差異――ドゥルーズとデリダ』， 大阪大学大学院人間科学研究科紀要 第二十八巻，2002年3月，p.81-93．
  • 檜垣立哉，『思想としての生命論』， 「哲学」，No.53，日本哲学会編，法政大学出版局，2002年4月， pp.33-46．
  • 檜垣立哉，『時間と生命の問い』， アンリ・ベルクソン，『哲学的直観 ほか』， 中央公論新社，2002年，pp.1-25． (amazon, bk1)

書籍 / Books

• 戸田山和久
  • 戸田山和久，『論理学をつくる』， 名古屋大学出版会，2000年，433p． (amazon, bk1)
  • 戸田山和久，『知識の哲学』， 産業図書，2002年，272p． (amazon, bk1)
  • 戸田山和久，柴田正良，服部裕幸，美濃正 編， 『心の科学と哲学――コネクショニズムの可能性』， 昭和堂， 2003年，300p． (amazon, bk1)
• 郡司ペギオ幸夫
  • 郡司ペギオ幸夫，『生成する生命──生命理論I』， 哲学文庫6，叢書＝生命の哲学3， 哲学書房，2002年，265p． 巻末に檜垣氏との対談あり． (amazon, bk1)
  • 郡司ペギオ幸夫，『私の意識とは何か──生命理論II』， 哲学文庫7，叢書＝生命の哲学4， 哲学書房， 2003年，324p． （amazon, bk1）
• 檜垣立哉
  • 檜垣立哉，『ドゥルーズ──解けない問いを生きる』， シリーズ・哲学のエッセンス， NHK出版，2002年，126p． インタヴュー． (amazon, bk1)

講演 / Talks

• 三好博之
  • H. Miyoshi, From Reflection to Interaction， 函館シンポジウム （科研費「形式的方法による複雑系数理の基礎研究」研究集会）， サン・リフレ函館（函館勤労者総合福祉センター），2000年3月2-4日 （4日発表）．（プログラムには未掲載）
  • 三好博之，『リフレクションと計算のメタフィジクス』， ワークショップ「実験経済学と知識の構造」， 京都産業大学，2002年1月26-30日（26日発表）．
  • 三好博之，『リフレクションと計算のメタフィジクス』， 第８回複雑系札幌シンポジウム，北海道大学， 2002年3月4-7日（6日発表）．
  • 三好博之，『リフレクションからインタラクションへ』， 科学基礎論学会 2002年度講演会，東京工業大学大岡山キャンパス， 2002年6月15-16日（16日発表）．
  • 三好博之，『計算とは何か』， 神戸大学大学院特別講義 「情報メディア科学概論」， 神戸大学 瀧川記念学術交流会館 2002年7月23-25日（24日発表）．
  • 三好博之，『メレオトポロジーと計算』， 日本科学哲学会， 第35回大会， 新潟大学五十嵐キャンパス，2002年11月9-10日（9日発表）． （プログラムよりタイトル変更）
  • H. Miyoshi, Mereotopology and computation, 13th ALGI (Algebra, Logic, Geometry and Informatics), RIMS, Kyoto Univeristy, Japan, 12/16-19, 2002 (presented on 12/16).
  • 三好博之，『計算の哲学と精神医学』， 「計算の哲学」研究会，ペアーレ京都，2003年8月22日．
  • 三好博之，『現象としての計算について』， 環境学研究科談話会， 名古屋大学，2003年8月29日．
  • Hiroyuki Miyoshi, From Reflection to Interaction: An Indirect Aproach to the Philosophy of Computation, Computing and Philosophy (CAP) in Australia 2003 Conference, Australian National University, Australia, 10/31-11/02, 2003 (presented on 11/01).
  • 三好博之，『持続・記述・時間』， 日本科学哲学会， 第36回大会， 千葉工業大学津田沼キャンパス，2003年11月15-16日（15日発表）．
• 戸田山和久
  • 戸田山和久，『認識論をどんどんどんどん自然化するとどうなるか』， 神戸大学大学院特別講義 「情報メディア科学概論」， 神戸大学 瀧川記念学術交流会館 2002年7月23-25日（23日発表）．
• 郡司ペギオ幸夫
  • 郡司ペギオ幸夫，『（題不明）』，京都大学基礎物理学研究所研究会 「認知科学における方法論」， 京都大学基礎物理学研究所，2001年12月5-7日（5日発表）．
  • 郡司ペギオ幸夫，『現象論的計算：局所的意味論の潜在性』， 第８回複雑系札幌シンポジウム，北海道大学， 2002年3月4-7日（5日発表）．
  • 郡司ペギオ幸夫，『同一性、弱い計算』， 認知科学における「同一性」研究会， 伊勢神宮神宮会館， 2002年3月20-22日（20日発表）．
  • 郡司ペギオ幸夫，『有限の世界・有限の生』， 時間学研究所セミナー，山口大学，2002年6月22日．
  • 郡司ペギオ幸夫，『有限の生：その形式』， 神戸大学大学院特別講義 「情報メディア科学概論」， 神戸大学 瀧川記念学術交流会館 2002年7月23-25日（23日発表）．
  • Masashi Aono and Yukio-Pegio Gunji, Resolution of Infinite-Loop in Hyperincursive and Nonlocal Cellular Automata: Introduction to Slime Mold Computing, Sixth International Conference on Computing Anticipatory Systems (CASYS'03), Liege, Belgium, August 11-16, 2003. (8/12)
  • Masashi Aono and Yukio-Pegio Gunji, Material Implementation of Hyperincursive Field on Slime Mold Computer, Sixth International Conference on Computing Anticipatory Systems (CASYS'03), Liege, Belgium, August 11-16, 2003. (8/12)
  • Yukio-Pegio Gunji, Tatsuji Takahashi, Moto Kamiura, Phenomenal Computing Carrying the Weak Paradox as Indefinite Environments, Sixth International Conference on Computing Anticipatory Systems (CASYS'03), Liege, Belgium, August 11-16, 2003. (8/15)
  • Sohei Wakisaka and Yukio-Pegio Gunji, A New Kind of Type Cognition and its Dynamics: Toward Savant-like Cognition and Smart Unconscious, Sixth International Conference on Computing Anticipatory Systems (CASYS'03), Liege, Belgium, August 11-16, 2003. (8/15)
• 塩谷賢
  • 塩谷賢，『（題不明）』，京都大学基礎物理学研究所研究会 「認知科学における方法論」， 京都大学基礎物理学研究所，2001年12月5-7日（7日発表）．
  • 塩谷賢，『時間における同一性』， 認知科学における「同一性」研究会， 伊勢神宮神宮会館， 2002年3月20-22日（20日発表）．
  • 塩谷賢，『時間にまつわる個物』， 時間学研究所セミナー，山口大学，2002年6月22日．
• 檜垣立哉
  • 檜垣立哉，『 「差異」の差異――ドゥルーズとデリダ』， 第23回日本現象学会研究大会シンポジウム「今日のフランス現象学」， 提題者：実川敏夫，檜垣立哉，山形頼洋，司会：斎藤慶典， 静岡大学，2001年11月17-18日（18日シンポジウム）
  • 檜垣立哉，『「差異」の差異――ドゥルーズとデリダ』， 京都大学基礎物理学研究所研究会 「認知科学における方法論」， 京都大学基礎物理学研究所，2001年12月5-7日（6日ポスター発表）．
  • 檜垣立哉，『思想としての生命論』， 第61回日本哲学会大会シンポジウム「生命とは何か」， 提題者：西脇与作，檜垣立哉，清水哲郎，司会：高山守，坂井昭宏， 九州大学，2002年5月18-19日．
  • 檜垣立哉，『記述と生成　デリダ的差延とドゥルーズ的分化』， 神戸大学大学院特別講義 「情報メディア科学概論」， 神戸大学 瀧川記念学術交流会館 2002年7月23-25日（25日発表）．

リンク / Links

• The International Association for Computing and Philosophy. 2001年にできたばかりの学会ですが 北米を中心に古くから 活動してきた研究グループが母体．
• Luciano Floridi. Philosophy of Information (PI)を提唱している人．
• The Blackwell Guide to the Philosophy of Computing and Information, 上のFloridiが編集した論文集．ウェブ上でいくつかの章が読めます．
• Philosophy of Computing and Informatics Network. スウェーデンのプロジェクトらしい． このページで本プロジェクトについて言及されています．