《湟野正満担当の京都産業大学の授業の一覧表》
   1) 基本学習1Gフランス文化論入門
   2) フランス語基本学習2E
   3) フランス文化論C
   4) ゼミ
  
1) 基本学習1Gフランス文化論入門
講義目的
フランス語学科に入学して、まず第一に学ぶべきことは、フランス語であることは自明の理である。しかし、フランス語習得には相当の努力が必要であり、この努力を支えるのは、学習者のフランスに対する、フランスの文化に対する関心であろう。フランスに対する興味を育成し、同時にフランス語学科の学生にふさわしいフランスに関する一般常識を身につけさせることが、この授業の目的である。従って、授業は私から受講者への一方的な知識の押しつけ(暗記)だけではなく(もちろんこの側面がある程度あることは否めないが)、受講者の興味によるレポート(口頭あるいは筆記)も取り入れていく。


授業内容
    1)現代のフランス文化 
    2)フランスの地方とその都市 
    3)フランスの歴史の概略について講義する一方で、受講者自身の興味による探索と発表


前期
前期は
1)現代のフランス文化 
2)フランスの地方とその都市に関する講義。この間に各自フランス、およびフランス文化に関する自分のテーマを選択し、発表の準備をする(→ 前期レポート)。

後期
後期は
3)フランスの歴史の概略に関する講義。前期レポートを参考にそれぞれのテーマに関して指導したうえで、その中から、口頭発表をしてもらう。

履修上の注意
受け身的な姿勢ではなく、自分で自分の興味を開拓するのだという積極性が大切

評価方法
出席と口頭発表、レポートによる総合的な判断

教材
松山恒見、 『FRANCEフランス』、同朋舎出版、3400円
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2) フランス語基本学習2E

フランス語総合基本学習lE

講義目的(要旨)フランス語を使ったDocumentationに必要な技術の一つであるフランス語ワープロ(マッキントッシュ・コンピューターに『ナイサス・ライター』というソフトを使います)の修得。実際にコンピューターを使って,フランス式の履歴書や手紙(私信,商業文)の書式を学びます。
授業内容・授業計画
前期 マッキントッシュの基本向な操作、フランス語ワープロ操作,日本語とフランス語の混合文の作成の基本,書式の設定,印刷などをマスター
後期 (1)フランス語の書式による高校の卒業証明書,大学の在学証明書,履歴書,私信の書式,商業文の書式
   (2)日本語とフランス語の混合文の作成(フランス語科目のレポート)
評価方法
 出席点,参加点と課題の点の合計により評価。31情報処理室はコンピューター44台を備えているが,授業の占有はできない。しかし,コンピューターの前に座らなくては,授業に参加したことにはならない。したがって,必ず,休み時間の早い時期に31情報処理室に来て自分専用のコンピューターを確保しておくこと。
教材
 教科書 :石川晴一,『手紙と商業文(スタンダード・フランス語講座5)』大修館
 指定図書:オリヴィエ・ジャメ,『ビジネス・フランス語』,白水社

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3) フランス文化論C
講義目的
フランスの美術の歴史をたどると、そのもっともフランスらしいもののなかに、ロマネスク建築と印象派の絵画をあげることが出来ると言えよう。今年は、前期にフランス・ロマネスクの建築と彫刻、後期にフランスの印象派の絵画を写真ビデオで鑑賞しながら、それぞれの歴史をたどっていきたい。

授業内容
前期
1)ロマネスク建築の建築技術について
2)ブルゴーニュ・ロマネスクの代表的建築の例(トゥルニュス、クリュニー、パレ・ル・モニアル他)
3)ブルゴーニュ・ロマネスクの代表的な彫刻の例(ヴェズレー、オータン、ソーリュー他)
4)ベネディクト派とシトー派のブルゴーニュ・ロマネスク
5)プロヴァンスの3姉妹(セナンク、シルバカーヌ、ル・トロネ)

後期
1)印象派の先達 クールベとドラクロア
2)マネとモネ
3)ルノアール
4)ピサロとドガ
5)スーラとシニャック
6)セザンヌ
7)ゴッホとゴーギャン

評価方法
出席回数が前授業回数の3/2を越える受講者のみレポート提出

授業の到達目標
フランスのロマネスク美術と印象派に関するフランス語学科の学生として必要最低限の知識の修得

教科書
ミシュラン編集部、『ミシュラン・グリーン・ガイド フランス』
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4) ゼミ
講義目的
現代のフランスおよびフランスの文化について参加者の積極的な探求とその発表。単なる口頭発表のみならず、いかに他人にわかりやすく示すかという説得の技術の習得。このために、マッキントッシュ・コンピューターを使い、ゼミ論を書いていただきます。あなた方の書かれたゼミ論はインターネット上に掲載されます。
指導担当分野
 末次担当分野:現代の政治$B7P:Q$B  湟野担当分野:地理、歴史、文化、風土、習慣、民族衣装、グルメ、建築、美術、音楽、文学

授業内容授業計画    
前期 2回生の授業に続き,マッキントッシュ・コンピュータのより高度な操作について学習をしながら,段階を踏みつつ、資料の収集・テーマの決定まで指導。その後、口頭で中間発表

4月: 4回生による前年度の成果の発表と反省を聞きながら、新3回生は自分または,自分たちのグループが興味を持っているテーマを選び出す。テーマ,プランなどをできるだけ具体化する。

5月: テーマについて,日本語,フランス語で書かれた資料(本,写真,映像その他)を集めます。産大図書館、京大図書館、府立資料館など

6月: 集めた資料のどの部分を使うか,選び出します。この段階では,そのテーマをどの視点から料理するか,よく考えておかなければなりません。中間発表に向けて目次の組立。

7月: 口頭にて中間発表(末次ゼミ、湟野ゼミ合同の発表会6/26、7/3を予定)。

後期

9月: ドキュメントの作成:選び出された資料を,どのような形で(文書,写真集,ビデオ,コンピュータを使ったプレゼンテーションなど)利用,使用するのかを決定し,作成にかかる。

10月: ドキュメントの作成、タイトルの決定と報告、目次の作成

11月: ドキュメントの完成、この月最後の木曜PM1:10締め切り

12月: 論集の編集と発刊

1月: 反省会


評価方法
出席と印刷されたゼミ論の総合評価
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