<<授業の一覧表>>
   1) フランス語初級文法
   2) 趣味のフランス語1<音楽編>
   3) 趣味のフランス語2<美術編>

<<授業の一覧表>>

1) フランス語初級文法
 『京大文法』を教科書として使用し、1年間でフランス語文法の全体を理解運用できるように指導したい。文法は、フランス語を習得しようとする場合、講読、作文、会話の基礎であり、「読み」「書き」「話す」能力の伸張をアシストする。この観点から講義するので、かならず予習と復習、授業への出席を欠かさないように。


2) 趣味のフランス語1<音楽編>
授業のテーマと目的
 モーツアルトの4大オペラの一つ「コシ・ファン・トゥッテ」の台本のフランス語訳を読み、実際の上演の様子をも鑑賞する。
授業内容
 ロレンツォ・ダ・ポンテのイタリア語の台本によるモーツアルトのオペラの「コシ・ファン・トゥッテ」を鑑賞する。まず第一に台詞のフランス語訳の理解を徹底する。第二に卜書きのフランス語の舞台上での具体的な展開(演出)を理解する。「コシ・ファン・トゥッテ」は、30曲以上のナンバーから構成されているので、毎回順番に1つから2つのナンバーのフランス語訳を読んでいく。あわせて、伝統的な演出による上演(ex.ムーティミラノスカラ座、ヴィーンの国立歌劇場などによる)と若き俊才演出家ピーター・セラーズによる上演などを適宜比較して、演出とは、そして解釈とはなにかを考えていきたい。
授業の進め方
 1)  該当する部分の上演の記録をヴィデオで鑑賞
 2) フランス語訳の徹底的理解
 3) 演出の比較
 4) 討論
成績の評価
 1)授業中の発表(発音、訳、文法事項の説明
 2)前期後期の2通のレポート
 3)授業に取り組む姿勢(出席、欠席、遅刻など)
 以上の3項目を数値化して、合算することにより算出。

3) 趣味のフランス語2<美術編>:聖母マリアとマグダラのマリア
授業内容
 聖母マリアとマグダラのマリアに関する記述を読みながら、これらの解釈としてのフランスのロマネスクとゴチック美術、イタリア・ルネッサンス絵画などを取り上げる。
資料
 1)フランス語訳『聖書』の中にある2人のマリアに関する記述(前期)
 2)『黄金伝説』中の2人のマリアに関する記述(後期)
 3)現代フランスの百科事典、キリスト教学辞典などの項目(後期)
 4) 民間伝承などその他(後期)
授業の進め方
 1) テクストの読解
 2) 該当箇所の記述と典拠とする美術作品の比較
 3) 討論
成績の評価
 1)授業中の発表(発音、訳、文法事項の説明)
 2)前期後期の2通のレポート
 3)授業に取り組む姿勢(出席、欠席、遅刻など)
 以上の3項目を数値化して、合算することにより算出。


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