湟 野 正 満 

HORINO MASAMITSU

京都産業大学助教授

最終学歴:京都大学大学院 文学研究科博士後期課程単位取得後退学

学位名:文学修士     取得大学名:立教大学

昭和24年生まれ  男  専攻分野:フランス文学

担当授業科目:(京都産業大学外国語学部)フランス語総合基本学習1G、 フランス語総合基本学習2E、フランス語演習1、フランス語演習2、卒業指導

研究テーマ:パスカル『パンセ』断章の草稿とその成立過程

研究内容:『パンセ』は、大小さまざまな断章の集合体である。草稿中の比較的まとまった思想を述べた長い断章の草稿、たとえば『賭』、『想像力』、『ディヴェルティスマン』、『断章131』を取り出し、断章の加筆訂正を草稿上で徹底的に調査し、草稿上にいくつかのヴァージョンが存在することを指摘し、このヴァージョンを年代的に辿ることにより、思想の誕生から発展、展開の様子を解明することができた。この研究方法を《Methode de Pluri-Lecture》と命名。

研 究 業 績

   (1)表題
   (2)掲載紙・発行所、(3)刊行年月

1) (1)断章199「2つの無限」の草稿の成立過程について
   (2)京都産業大学論集  (3)1997年

2) (1)断章199(LAF)草稿第1ページにおける異本について
   (2)京都産業大学論集  (3)1996年

3) (1)パスカル「書簡」2通
   (2)『パスカル全集』第一巻白水社(3)1993年

4) (1)年譜1(1623-1655)
   (2)『パスカル全集』 第一巻白水社  (3)1993年

5) (1)断章131(LAF)の「初稿」について
   (2)京都産業大学論集  (3)1993年

6) (1)表層の「私」と深層の「私」
     −パスカルにおけるレトリックのもう一つの意味−
   (2)京都産業大学論集  (3)1986年

7) (1)Genese de l'Imagination des Pensees
   (2)Etudes de Langues et Litterature Francaises No. 38 Hakusuisha
   (3)1981年

8) (1)「パスカルの「賭」における《trois》の意味」
   (2)『仏文研究』第11号  (3)1981年

9) (1)「《Misere de l'homme》から《Divertissement》へ」
   (2)『仏文研究』第8号  (3)1979年

10) (1)「ゴルドマンの「賭」の解釈をめぐって」
   (2)『仏文研究』第7号  (3)1979年

11) (1)Sur le procesus du 'pari' de Pascal
   (2)Etudes de Langues et Litterature Francaises No. 34 Hakusuisha
   (3)1979年

研 究 発 表

   (1)学会・研究会等で発表した演題
   (2)学会・研究会等名、(3)開催期間

1) (1)パスカルの『想像力』の成立過程について
   (2)日本フランス語フランス文学会  (3)1980.5-6

2) (1)「パスカルの賭」の成立過程について
   (2)日本フランス語フランス文学会  (3)1977.10

3) (1)「パスカルの賭」
   (2)パスカル研究会  (3)1977

所属学会名

   (1) Societe des Amis de Port-Royal

   (2) 日本フランス語フランス文学会

   (3) パスカル研究会

   (4) 京都大学フランス語フランス文学研究会


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