<<ギャラリー間の紹介>>
1) 大橋家のたたずまい
2) ギャラリーのなか
3) 中庭
4) ギャラリー「間」のパンフレットより
1) 大橋家のたたずまい
今井町の東西に走るメインストリートの一つ、御堂筋は東から、中橋家、
窪田家(ここは今はギャラリー今井として、オープンしているようです。僕たちが訪れた日は開店しておりませんでしたが、格子越しに見える店内はなかなか素敵でした。)そして、今井町の発祥の寺「称念寺」。このお寺の築地が切れたところを左に曲がると遠目に涼しそうな格子となにやら提灯のようなものが目に飛び込んできます。
さっそくその建物に近づいてみると、提灯に見えたのはギャラリー「間」の広告塔(とてもユニークなので、なんて呼んだらいいのでしょう...夜は電気もつくようです)地図でギャラリーの位置を確認しておきましょう。
★今井町の地図とギャラリー「間」の位置★
さて、格子越しに、大きな座敷の向こうに中庭が見え、真夏の暑さを忘れさせてくれるような涼しさを感じました。なかから、「どうぞおはいりなさい」という声に甘えて、建物の内部を見せていただきました。この建物は江戸の商家を「元の形に修理・復元」したものだそうで、今は陶芸家の薮本栄衛氏の常設ギャラリー「間(かん)」として使用されており、また、不定期的に「作家の作品展やオープンスペースとして(...)さまざまに楽しめる時の空間」にしたいそうです。
★ギャラリー「間」★
2) ギャラリーのなか
入り口を入るとそこは土間になっており、そのまま、中庭まで続いていきます。
★土間と長持ちを利用した作品のプレゼンテーション★
左手が座敷になっており、そこは薮本栄衛氏の作品が並べられています。僕は焼き物は素人なので、大層なことは言えませんが、薮本栄衛氏の作品はダイナミックでユーモラスな、素朴さとわざ、力強さとやさしさのすばらしいハーモニーを感じました。
★展示された作品群★
★作品★
そういう意味で、僕の大好きな中世のフランスのロマネスクの彫刻と通じるものを感じます。
フランス、ブルゴーニュ地方ソーリューの教会堂にあるロマネスク彫刻から「キリストの誘惑」(悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう」と言った。すると、イエスは言われた。「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、/ただ主に仕えよ』/と書いてある。」)
★「キリストの誘惑」★
3) 中庭
次に中庭を見せていただきました。中で、アナログのレコード(LP)がかかっており、曲は夏のけだるい昼下がりにぴったりのボサノバ、アストラット・ジルベルトの「いそしぎ」だったことを報告してレポートを終わりにします。
★中庭★
4) ギャラリー「間」のパンフレットより
★「日本少年」薮本栄衛作品展★
★薮本栄衛展−子・元気・陶−★
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プロフィールに