『アナ雪』戴冠式の古ノルド語

平塚 徹京都産業大学 外国語学部

京都産業大学外国語学部では、英語ドイツ語フランス語スペイン語イタリア語ロシア語中国語韓国語インドネシア語を専門的に学ぶことができます。


 『アナと雪の女王』の戴冠式のシーンで古ノルド語が使われている。古ノルド語の勉強を兼ねて、これに語釈をつけてみた。テキストはインターネット上に流布しているが(以下、このテキストを「流布版」と呼ぶ)、文法上おかしいと思われる箇所は変更した。参考のために対応する英語やドイツ語の単語もつけた。

Verðugdróttningstór
立派な女王偉大な
立派で偉大な女王
Hjartaafgulliskínn
輝く
金の心は輝く
Krýnumþikmeðvánum,ástoktrú.
我々は戴冠させるあなたを希望信仰
我々は希望と愛と信仰をもってあなたを戴冠させる
Fagra,grýttaland,heimrÁrnadalr.
美しい石の土地アレンデール
美しい石の土地、祖国アレンデール
Fylgiðdróttninguljóssins.
従え女王に光の
光の女王に従え
Semhonheldrinumhelgumeignum
するように彼女は持っている 聖なる
聖なる物を持ち、
okkrýndíþessumhelgastað,
そして戴冠したこの聖なる場所
そしてこの聖なる場所で戴冠したものとして
ekframfyriryðrdróttningElsaafÁrnadali.
私は示す前への前へあなた方女王エルサアレンデール
私はあなた方にアレンデールのエルザ女王を示す


©平塚徹(京都産業大学 外国語学部)

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