PCの基本操作

| ユーザIDとパスワード | マウス | ウィンドウ操作 | キーボード操作 | 特殊キーの読み方 | 記号文字の読み方 | タッチタイピング |

ユーザIDとパスワード

普通コンピュータというと、ほとんどの人がパーソナルコンピュータ、いわゆるパソコンの事を思い浮かべるでしょう。 パソコンは名前が示すとおり、一人で使うように作られているコンピュータです。 それに対して「みんなで使うコンピュータもあるのです。 みんなで使うコンピュータは、利用するときに利用者が利用資格を持っていることを確認します。具体的には「ユーザID」と「パスワード」の入力を求めてきます。 ユーザIDはコンピュータの世界でのあなたの名前で、パスワードユーザIDを使っているのが本人であることを証明するものです。 ユーザIDを入力するだけでコンピュータを利用できてしまうと、第三者があなたのユーザIDを使ってコンピュータを悪用するかもしれません。 それでは困るので、ユーザIDにはそれぞれ、暗証番号である「パスワード」がつけられています。 正しいユーザIDパスワードの組合せを入力して初めてコンピュータが使えます。 キャッシュカードと暗証番号のようなものと考えてください。 本学の学生にはあらかじめ学生証番号を含んだユーザIDを登録しています。 パスワードも登録されています。ユーザIDパスワードはそれぞれ以下の通りです。

ユーザID 京都産業大学では学生証番号の先頭にgをつけたものであり、123456という番号ならg123456 となります
パスワード 学生証と同時に配布された紙に書かれています

ユーザIDとメールアドレスの関係

ユーザIDは、学内のコンピュータやシステムを利用するうえで使い続けることになり、在学中は変更することができません。また、ユーザIDは学生個人の大学でのメールアドレスの情報と結びつけられていて、メールアドレスの初期アドレスはユーザIDが含まれたものとなっています。ただ、メールアドレスは一度だけ変更が可能です。変更しても、ユーザIDの情報とメールアドレスの情報が関連づけられていることも違いはありません。メールアドレスの話やメール利用環境については、別ページを参照してください。

パスワードの変更

パスワードはいつでも、何度でも変更ができます。同じパスワードを使いつづけるのはセキュリティ上危険ですので、定期的に変更するようにしてください。 パスワードを他人に知られることへの防御策になります。 パスワード変更は本学情報センターが提供する「cc環境設定」ページから行います。その中に「パスワード設定」という項目がありますので、それを選択すると設定画面に移ります。変更に関しての細かい説明が書かれていますのでそれに従って変更して下さい。

パスワードの安全対策

パスワードは、本人確認のための秘密のキーワードです。毎回、あなたはコンピュータを利用する際にユーザIDを計算機に通知します。
 ところで最近パスワードを調べて悪意に満ちた事をする人がいます。 このような人達のために我々が防御策を立てていかなくてはならないのは大変馬鹿馬鹿しい事ですが、それを怠って悪意に満ちた人の攻撃を受けても困ります。 そのようなことがないように、まずパスワードを誰にも推測されにくいものにしなければなりません。ユーザIDとパスワードの管理は利用者の義務です。

あなたのユーザIDの価値

もしかすると、今あなたは「自分パスワードなんてばれても構わない。 勝手に使われて特に支障は無い。自分の名前を使おうとする人は居ない。」などと楽観視していませんか?

このようにあなたのユーザIDには不正に利用する人の隠れみの等、十分な価値があるのです。また、ほとんどの人にとって、利用できるユーザIDが誰のものかは関係ありません。誰のでもいいから使えればいいのです。従って、不正利用しようとする全員があなたのユーザIDを狙っていると言っても過言ではありません。 そして、この不正利用はインターネットに接続されている全てのコンピュータから試みることが可能です。つまり、ユーザIDを盗もうとしている人は世界中にいます。不正利用に巻き込まれないよう、パスワードの管理はしっかり行いましょう。もし、万が一不正利用された場合、あなたのユーザIDで行われた事の責任はパスワードの管理を怠ったあなたにかかってきます。

ページ先頭へ戻る

loginとlogout

UNIXコンピュータを利用する際には、ユーザIDを使って、誰がコンピュータをこれから利用するのかをその都度確認する作業があります。これを login と呼びます。

ログイン画面の図

login画面の例

また利用が終了したときに 今まで使っていたコンピュータを解放する作業を logout と呼びます。 logout するには下の図の二つの矢印のどちらかを クリックします。

ログアウトのアイコンの位置を表す図

ログアウトのアイコン

login してから logout するまで の間を「セッション」と呼ぶこともあります。 まれに logout しない(もしくはセッションを終了しない)人がいますが、logout しないと他の人がそのコンピュータを使えないばかりか、 他人に悪用される可能性もありますから、用事が終わったら、もしくは しばらく席を離れるような時には logout するようにするように しましょう。

ページ先頭へ戻る

マウス

「マウス」(mouse) とはキーボードの横に置いてある以下のようなものです。

マウスの概観図 ここに幾つかのボタンが並んでいる。
左ボタン、中ボタン、右ボタンなどと
表現する。

マウスの外観

マウスの操作例の図 矢印のように前後左右に
滑らせて移動する。

マウスの移動

初めはちょっと使いにくいと感じるでしょう。これは練習して慣れるしかありません。滑らせて動かすことに注意してください。前後左右に動かす時にマウス自体を浮かせないように注意してください。

マウスはキーボードでは指示できない、画面に表示されている「もの」に対して指示を与えるために利用します。画面をよく見ると、マウスの前後左右の動きに連動して画面上を上下左右に動く小さな矢印基本的なマウスポインタの姿(もしくは小さな×型になったマウスポインタの姿印)が見つかるでしょう。これを指示したい対象の絵柄(アイコンと呼びます)の上まで運んでいって、マウスボタンの操作によってその対象に対して動作を起こさせるのです。

ページ先頭へ戻る

ウィンドウの操作

login すると下のような画面が出てくると思います。 矢印が指している絵柄を クリックしてみましょう。

ターミナル起動のアイコンを示す図

login後の画面


すると下のような四角い枠(窓?)のようなものが出てくると思います。 これを「ウィンドウ」と呼びます。 ウィンドウはコンピュータの画面に一つとは限りません。 大抵は複数表示させて使うことになるでしょう。

ウィンドウの例

ウィンドウの例

ウィンドウの移動

ウィンドウは画面上のどこにでも配置することができます。 ウィンドウの上の枠を見ると、そこにはタイトルが 表示されている部分があると思います(ここでは kterm と表示)。この上枠の部分をタイトルバー (title bar) と言います。
タイトルバーと重なる位置にマウスポインタを移動して、 そのままマウスの左ボタンを押してドラッグ(ボタンを 押しっぱなしにしたまま移動)します。するとポインタ移動と共にウィンドウ、もしくはウィンドウの外枠が移動するのが判るでしょう。 目的の地点までドラッグしたら、マウスボタンを離します。

ウィンドウを選ぶ

現在のウィンドウ環境ではコンピュータに対する指示は、 画面上のたった一つのもの(例えばウィンドウ)だけで、 複数同時には行なえません。つまりどのような操作に しても、その指示対象はたった一つのものに向けられて いるのです。そのため、常にウィンドウ環境ではたった ひとつのウィンドウが指示対象として「選ばれて」 いるのです。この選ばれたウィンドウのことを 「アクティブウィンドウ」と呼んでいます。 「そのウィンドウを指示対象として選ぶ」ということを 「そのウィンドウをアクティブにする」 などとも言います。

ページ先頭へ戻る

キーボード操作

コンピュータで作業する為には、キーボード (keyboard) によって文字を打ち込まなければならない事が多いです。どの機種のキーボードもアルファベットや数字など主な文字キーの配列は変わりません。

キーボードのキー配置図

単にA キー a
シフトキーを押しながらA キー A
単に1 キー 1
シフトキーを押しながら1 キー !

特殊キーの読み方

キーボード上の特殊キーの読み方について表にまとめます。

キー 読み
ESC エスケープ
Tab タブ
Shift シフト
Ctrl コントロール
Alt オルタード、オルト
←↓→↑ カーソル
Back Space バックスペース
Caps Lock キャプスロック、キャプス

記号文字の読み方

キーボード上にある文字で、画面上に記号として表示されるものについて、その読み方を表にまとめます。

 文字  読み方  文字  読み方
. ピリオド、ドット ! エクスクラメーションマーク
, カンマ、コンマ ? クエスチョンマーク
: コロン " ダブルクォーテーション、ダブルクォート
; セミコロン ' シングルクォーテーション、シングルクォート
/ スラッシュ ` バッククォーテーション、バッククォート
バックスラッシュ(円マークと同じものとして扱われる) # ハッシュ、ポンド
円マーク(バックスラッシュと同じものとして扱われる) $ ダラー、ドル
@ アットマーク % パーセント
* アスタリスク & アンド、アンパサンド
+ プラス ( 丸かっこ(開く)
- マイナス、ハイフン、ダッシュ ) 丸かっこ(閉じる)
= イコール [ 大かっこ(開く)、角かっこ(開く)
^ カレット、ハット ] 大かっこ(閉じる)、角かっこ(閉じる)
~ チルダ { 中かっこ(開く)
_ アンダースコア、アンダーバー } 中かっこ(閉じる)
< 小なり | パイプ
> 大なり 何もなし スペース、空白

ページ先頭へ戻る

タッチタイピング

キーボードを見ずに、画面を見ながらタイプすることを「タッチタイピング」といいます。初めは難しく感じるでしょうが、1日数十分ずつ練習すれば簡単にできるようになります。タッチタイピングの練習をする前に、キーボードタイピングする際の指の置き方や位置を確認しましょう。

キーボードのホームポジション

キーボードタイピングする際には、次のような位置に指がくるよう手をキーボードの上に置きます。

キーボードのホームポジション

基本的には、手首は浮かした状態で打つのが自然です。そしてその手の姿勢を長時間続けるためには、椅子の高さを調節したり、姿勢をよくすることが大事です。タイピングの疲労も少なくて済みますので、タッチタイピングの練習をするときからこれを心がけるべきです。

さて、具体的な指の配置ですが、次の図のように下から3段目に両手の人差し指から小指を配置します。

指の配置

基本的には左手の人差し指が"F"、右手の人差し指が"J"のキーとなるよう配置し、後は各指を一つずつ隣のキーの上に置くだけです。大抵のキーボードは"F"と"J"のキーに突起がついていて、タッチタイピングする際に基本ポジションを確認するためのガイドとして利用します。他の様々なキーを打つ際は、この位置から指を移動して打ちます。

タッチタイピングの練習 (yumiko の利用)

タッチタイピングの練習ソフトは色々ありますが、ここでは Linux 上で動作する yumiko というソフトで練習します。

  1. yumiko の起動

    下図のようにウインドウにyumikoとタイプします。

    yumikoと入力するktermの画面

    すると下のような画面になります。

  2. yumiko の画面で練習項目を選択

    この画面の1〜6の項目を選択します。「基本練習」を行うなら数字の2をタイプします。

    yumikoの起動時の画面
  3. まずはステップ1(ホームポジションの練習)を行うために、数字の1をタイプします。
    yumikoの基本練習の画面

  4. 「画面の一番上の行に、タイプするべき文字が表示されます。(下図の例では"as as as as...")同時に、その文字のキーボード上での位置と、 そのキーをタイプするべき指(例では左手小指)も示されています。例えば下図のように "A" キーをタイプすると、画面上にある "as as.." のすぐ下に、 今タイプした文字が表示されます。こうして画面上に指示される文字をすべてタイプしていってください。」

  5. yumikoの練習中の画面

  6. 何画面か練習すると、評価が現れます。
    yumikoの練習結果の表示画面

このようにして順番に練習してみてください。

yumiko では面白くないと思う人は、学内の共通PC環境の Windows には CIEC Typing Club というソフトもあります。また、インターネット上を探せば Windows用、Linux用など無償でダウンロード・利用できるソフトウェアがあるほか、市販ソフトウェア(ゲーム感覚で楽しみながらタイプ練習するもの等、完成度は高い)も多数ありますので、気に入ったタイピング練習ソフトを自分で探してみてください。

ページ先頭へ戻る

Valid HTML 4.01!