電子メールとは,ネットワークに接続されたコンピュータ間で電子的な手紙 をやり取りするものです。電子メールの宛先は「e-mailアドレス」又は「メー ルアドレス」と呼ばれ,次のような形式をしています。
hogehoge@xyz.aaa.bbb.ccc
(注 すべてのメールアドレスがこのような形式をしているとは限りません。)
現在のcc環境を利用している場合,一般的には次の形式となります。
ユーザID@cc.kyoto-su.ac.jp
@マークより後をドメインパートと言い、インターネットに参加している組織を識 別する名前です。意味はccがcc環境(大学が全学生に提供している共通利用環境 )を表していて、kyoto-suが京都産業大学、acが学術研究機関、jpが日本を表し ます。また京都産業大学にはcc環境とは別にコンピュータ科学科環境もあります。 (下図参照) 上記のユーザ名の部分を各自のユーザ名に置き換えると,自分自身 に対するメールアドレスになります。メールアドレスとWWWのページ所在位 置を表すURLとは本質的に異なるものであることを理解しておいて下さい。また, 電子メールを利用する前の注意事項がコンピュータガイドに記載されているので, 必ず一読して十分に内容を理解しておいて下さい。
本学で学生に付与するメールアドレスは、授業に関して教員との連絡や、クラブ・サークルでの連絡、就職活動での企業との連絡、その他私的に使っても構いません。とにかく、学生個人で管理して責任を持って卒業するまで使い続けるものです。それに対し、付与するメールアドレスは「ユーザID」(学生証番号を元にした文字列)を含むものとなっています。個人の所有物として管理するもの(インターネット上で個人の所在を表現するアドレス)に学生証番号等の情報を含めておくのは「面白くない」「イヤだ」という人もいるでしょう。そういう人のために、本学ではメールアドレスを一度だけ変更できるようにしています。ただし、あわてて変更せず、次の点をよく読んで下さい。
メールアドレスの変更は本学情報センターが提供する「cc環境設定」ページから行います。その中に「メールアドレス設定」という項目がありますので、それを選択すると設定画面に移ります。変更に関しての細かい説明が書かれていますのでそれに従って変更して下さい。
メールはメールソフトを用いて送受信を行います。メールソフトはたくさん の種類があるのですが、本学のcc環境ではActive!mailというメールソフトが提 供されています。Active!mailはWebブラウザを通してメールの送受信を行うメー ルソフトで、本学生なら誰でも使うことができます。ここで試しに Active!mailを使って自分宛にメールを送ってみましょう。 京都産業大学ホームペー ジからActive!mailのページへ進みます。まず「在学生・教職員の方へ」をクリックして 下さい。
次にActive!mailをクリックして下さい。
そしてユーザーIDとパスワードを入力した後、ログインボタンをクリックし てログインして下さい。
ログインしたら次にメール作成ボタンをクリックして下さい。
するとメール作成ウインドウを呼び出すことができます。ここで宛先に自分 のメールアドレス、件名に「テスト」、本文に「テストです。」と入力して送信 ボタンをクリックして下さい。
次にメール受信のボタンをクリックします。
すると自分から自分に送ったメールが届いているはずです。件名をクリック してチェックして下さい。
文章は下図のように表示されます。
メールがチェックできたら、今度は他の人にメールを送ってみましょう。そ の際、メールアドレスだけだと受信者には誰のメールかわからないのでメール本 文中に自分の名前を名乗るようにしましょう。また、Active!Mailにはいろいろ な機能がついているので試してみるのもいいでしょう。
管理者からのお知らせ、新着メールの情報、メールの使用状況、サーバの負荷状況を表示します。
件名をクリックすることによってメールの本文を読むことができます。
他のメールボックスを表示するには、上段のリストボックスを選択します。上段
のリストボックスでは、長いメールボックス名は「...」で省略して表示されま
す。「受信箱」、「送信箱」、「ごみ箱」、「下書き保存」、「迷惑メール」の
メールボックス名は、標準で用意しています。
メール一覧は標準で1ページに10通のメールを表示します。メール数が多いと複
数のページに分かれます。別のページのメールを見るには、上部や下部にあるペー
ジ番号を選択します。
「ごみ箱」にメールを移動するには、メール一覧の左側にあるチェックボックス
にチェックを入れて、「ごみ箱へ」アイコンをクリックします。ごみ箱に移動し
たメールを完全に消すためには、「ごみ箱を空に」アイコンをクリックします。
「ごみ箱を空に」アイコンは、「ごみ箱へ」アイコンや「移動」アイコンなどで
ごみ箱へ移動したメールを削除します。このボタンを押さなければ、「ごみ箱」
へ移動したメールは実際に削除されません。
メールを削除するには、メール一覧の左側にあるチェックボックスにチェックを入れて、「メール削除」アイコンをクリックします。ごみ箱へ移動することなく削除されるので復元できません。要するに「ごみ箱へ移動する」と「ごみ箱を空にする」を一括で行うという事です。注意して下さい。
メニューからメール作成ボタンを押してメール作成ウインドウを呼び出します。
宛先、Cc、Bcc、件名、メール本文を入力し「送信」ボタンを押してメールを送
信します。件名を指定せずに送信ボタンをクリックすると「件名が空白です。件
名なしで送信してよろしいですか。」というメッセージが出ます。そのまま「OK」
をクリックすると件名なしで送信でき、その場合自動的に件名は「件名なし」と
なります。
メールの直接の宛先ではないが、参照で読んでほしい人のメールアドレスを入力 します。Cc(カーボン・コピー)は同文送付先の意味で、受信者にはCcの指定先に 同じ内容を送ったことがわかります。
例 例えばある研究でA教授がB教授にメールを送る時、C教授にも二人のやりとりをチェックしてもらいたい場合にC教授のメールアドレスをCcとします。この場合CcのメールアドレスはB教授にも見えます。
Bcc(ブラインド・カーボン・コピー)は非表示同文送付先の意味で受信者にはBccの指定先に同じ内容を送ったことがわかりません。Ccと動作は同じですが、メールの受信者、Ccの受信者に対して、このアドレス(Bcc)にメールを送ったこ とを隠します。
例1 例えばある研究でA教授がB教授にメールを送る時、二人のやりとりをチェックしてもらいたいC教授のメールアドレスをCcとし、A教授のメールのやりとりを記録してもらいたいD秘書のメールアドレスをBccとします。Bcc覧は隠されるので、B教授、C教授にはD秘書にBccでメールを送ったことがわかりません。こうすることによってメールには余計な情報であるD秘書のメールアドレスが表示されなくなります。
例2 例えばAさんが新しいメールアドレスをみんなに知らせたい時、Ccを使ってしまうと全くの他人同士がメールアドレスを知ってしまうことになります。宛先にAさんのメールアドレス、Bccにメールアドレスを知らせたい人とすることによっ
てみんなが互いにメールアドレスを知らずにすみます。
ファイルを添付するにはメール作成画面下部の添付ファイルの「選択」ボタンを 押します。そして添付ファイルウインドウで「参照」ボタンを押し、ファイルの 選択画面で添付したいファイルを選択して「選択」ボタンを押します。この時、 添付ファイルはサーバに送信されて添付の準備を行います。ファイルサイズが大 きい場合はしばらく時間がかかります。添付の準備が完了すると「OK」ボタン が表示されますので押してください。複数の添付ファイルを送る場合、この処理 を繰り返します。「送信」ボタンを押すとメール本文と一緒に添付ファイルを送 信します。添付の準備中に「送信」ボタンを押すと、ファイルは添付されないま ま送信されてしまいます。ファイルの添付を取り消す場合は、添付一覧からファ イルを選択して「削除」ボタンを押します。添付はブラウザの種類(Internet Explorer 3.0やNetscape Navigator Ver3.0等) によっては使用できません。また、ファイル名が変更されることがあります。
添付されたファイルを受け取る場合は、本文の下にファイル名が表示されるので クリックし、次に「ファイルをディスクに保存する」を選択し好きな場所に保存 します。添付されたファイルにはウイルスが含まれている場合があるので、ファ イルを使用する前にアンチウイルスソフトでチェックした方が無難です。ウイル スチェックは完全ではないので注意して下さい。また知らないメールアドレスか ら届いた物はウイルスの可能性が高いので気をつけましょう。