ユーザの操作履歴に基づくユーザビリティ評価手法として,期待される操作手順と実際にユーザが行った手順との比較による問題箇所の発見手法がこれまでに提案されている.
本研究では,マウスクリック座標の履歴を用いて期待手順とユーザ手順の差分を抽出する方法を提案する.
本手法を用いた評価ツールを開発し,Webサイト評価への適用により,問題点発見の網羅性や所要時間を他手法(評価者のユーザ観察に基づく方法)の場合と比較した.