京都産業大学 > 情報理工学部
岡田英彦 (Hidehiko OKADA) ホーム > 研究テーマ

遺伝的アルゴリズムによるロボカップサッカーのチーム成長評価

概要

ロボカップサッカー・シミュレーションリーグを題材とし,自律型ソフトウェアプレーヤで構成されるチームの自動成長に対する遺伝的アルゴリズム(GA)の有効性評価を目的として,シミュレーションに基づく評価を行った.

GAの操作対象となるパラメータには,チーム内の各選手の役割(フォワード,ディフェンダなど),各選手の基準位置,各役割におけるボールとの相対位置の調整方法(ボールに積極的に接近する強さ,ボールと自己の前後位置関係)などがある.

GAのパラメータである世代内個体数,世代内個体評価法,淘汰率,突然変異率などを種々変更してシミュレーションを行い,成長の速度や深度を評価した.

得点と失点の評価を線形結合した評価値に基づく単目的GAの場合は,環境(対戦相手)に適応してチームが成長することが確認された.

また,得点と失点の2目的GAの場合は,オフェンス主義,ディフェンス主義,バランス重視など,個性の異なるチームへ自律的に成長することが確認された.

スライド

目的

個体と遺伝子

選手プログラムとパラメータ

シミュレーション方法(1)

シミュレーション方法(2)

シミュレーション方法(3)

実験1 各世代におけるチームの得点

実験2 各世代におけるチームの失点

変化したパラメータ 実験1

変化したパラメータ 実験2

まとめ

参考ページへのリンク