企業の設立と資金調達(2014年6月12日)

5期生の三谷真子です。
今週の発表は西岡さんの「企業の設立と資金調達」についてでした

企業諸体系
財務会計の対象となる企業は「個人企業」「組合企業」「合名会社」「合資会社」「合同会社」「株式会社」があります。会社の特徴として「有限責任」「無限責任」があります。有限責任は出資者が一定限度の債務を返済する責任を負い、無限責任では出資者が無限に債務を返済する責任を負います。
⚫︎株式会社の設立
会社を設立するには「定款」という書面をつくり、設立登記をすることではじめて成立し、それ自体が権利・義務の主体となって経済活動を遂行することが法的に認められるようになります。他方、株式会社の設立には、さらに2つの追加的な手続きが必要になります。定款の内容について公証人の認証を得ること、出資振込金保管証明書(または残高証明書)を受領することです。株式会社の設立時の株式発行では、発行可能株式総数の範囲内であ...れば資金調達の必要に応じて株式発行できる制度の「授権資本制度」が使われます。
⚫︎企業の資本調達
企業が調達する資金は株式から調達する返済の必要のない「自己資本」と呼ばれるものと、株主以外の債権者から調達される「他人資本」に区別されます。会社設立後に自己資本を調達する一般的な方法は、新株発行による増資です。株式と社債は有力な資金調達の手段であるが、次のような相違があります。①株式に対しては会社の利益に応じて配当が支払われるが社債には利益に関係なく前もって定められた率によって利子が支払われる②株式で調達した資金は返済の必要がないが、社債の場合は償還期限までに額面金額の払い戻しをしなければならない③株式の所有者は株主総会で議決権を行使できるが、社債の保有者は経営に参加できない
⚫︎社債
社債は、株式会社に限らず、どの形態の会社でも発行が認められた債券です。また、一定期間後に利子を付けて返済しなければならない債務(他人債務)です。普通社債は、発行後に定期的に利子が支払われ、満期日に償還する社債です。転換社債は株式に転換する権利(転換権)がついた社債で、新株予約権付社債は所定の金額の払込により、新株式を引き受ける権利がついた社債です。社債は満期日に額面全額を返済する必要がありますが、場合によっては購入金額と額面金額に差が出ていることがあります。その時に使うのが償却原価法です。

6月8日に日商簿記検定があり、ゼミ生も受験しました!みなさんお疲れ様でした(^o^)26日の合格発表が楽しみです♪全員合格してたらお祝いしましょう♡!

今週の報告(6月12日)は以上です。