『ケースで学ぶ財務会計』(第1章)(2013年7月4日)

3期生の横井です。
 昨日のゼミは「ケースで学ぶ財務会計」の第1章「会計をめぐる2つのドラマ」についての発表でした。
 1つ目のドラマは1986年の三菱商事のケースでした。経済情勢の激変により売上高が落ちた三菱商事は中間決算日を過ぎた後の役員会で、売上高の数字を操作して中間発表しようという意見がでたが、結局は当時社長であった近藤健男氏の判断で正直に発表することに決めたという話でした。会計数値の操作は珍しくないとのことでしたが、意思決定の指標となる会計数値をそのように軽く扱ってもよいものなのでしょうか。
 2つ目は国際会計基準の強制適用はいつになるのか?という話しでした。ゼミでも度々取り上げている国際会計基準について改めてメリット、デメリット、日本基準との考え方の違い、そして適用の問題点について勉強しました。今後も国際会計基準適用の動向に注目していきたいです。