西アジア言語研究会 (過去の記録)

平成29年度 (9月10日)

 森 若葉 「京都大学総合博物館所蔵未公刊粘土板資料−古バビロニア不動産売買文書」
 竹内 茂夫 「ヘブライ語聖書第1サムエル記18章6b節に現れる 音楽用語のšālīšîm〜リュートの可能性は?〜」
 吉田 和彦 「ヒッタイト語作為動詞についての覚書」

平成28年度 (12月24日)

 竹内 茂夫 「ギリシア語κι̂́θαρις "lyre" の聖書アラム語qaṯrōsへの音変化」
 吉田 和彦 「ヒッタイト語hi-動詞の3人称単数過去語尾」

平成27年度 (12月5日)

 永井 正勝 「新エジプト語における同一形態素の異表記とその環境について−3人称共通性複数形の接尾代名詞=wを事例として」
 竹内 茂夫 「古典ヘブライ語の「女性語尾」−特に「女性複数語尾-ôṯ」の問題」
 吉田 和彦 「つぎつぎに明かされるヒッタイト語動詞の謎——解読100年をむかえて」

平成26年度 (12月27日)

 三上 宗一 「旧約聖書エゼキエル書の 'elgabish について」
 竹内 茂夫 「ヘブライ語聖書の「10弦の立琴」は10弦か」
 山本 孟 「ヒッタイト語išhiulの意味―神の意志・王の命令・条約―」
 吉田 和彦 「古期ヒッタイト語arnuzi 'brings'とišparnuzi 'strews'」

研究会(10名参加)終了後,懇親会を「点」にて行いました。

平成25年度 (12月22日)

 安永 昌史 「トカラ語現在形第3類動詞の起源について」
 大城 光正 「象形文字ルウィ語碑文の字体の比較考察」
 吉田 和彦 「アニッタ文書の書記のこころを読む」
 三上 宗一 「聖書ヘブライ語に見られる降雨に関する表現について」
 竹内 茂夫 「ダニエル書3章の楽器を表す用語の『異読』」
 宮川 創 「コプト・エジプト語サイード方言の母音音韻論」

研究会(11名参加)終了後,懇親会を「点」にて行いました。

平成24年度 (12月16日)

 齋藤 有哉 「象形文字ルウィ語のinitial a finalについて」
 吉田 和彦 「ヴァッカーナーゲルの帰還:サンスクリット現在第9類動詞にみられる接辞-nī-
 永井 正勝 「古代エジプト神官文字資料のデータベースについて:Hieratic Data Base Projectの紹介」
 髙橋 洋成 「言語資料の電子化における言語学用語の諸問題」
 竹内 茂夫 「ダニエル書3章のsûmpōnyā(h)

研究会(11名参加)終了後,懇親会を「ハトヤ瑞鳳閣」にて行いました。

平成23年度 (12月3日)

 池田 晶 「旧約聖書サムエル記と歴代誌の並行箇所の比較」
 加納 裕司 「アッカド語の状態形 (Stative) について」
 齋藤 治之 「トカラ語未解読文書における新しい語形について
─ 動詞käm “come”の過去形変化表を中心に」
 吉田 和彦 「ヒッタイト語-āi-/-ā-動詞の起源:新たな提案」

研究会終了後,懇親会を「とみや旅館」にて行いました。

平成22年度 (12月4日)

 竹内 茂夫 「聖書ヘブル語の『ハープ』」
 池田 潤 「ギリシア文字転写に見るアッカド語の音韻」
 安永 昌史 「トカラ語における現在形および接続法第一類動詞の起源に基づく分類」
〜 休憩 〜
 野田 恵剛 「中期ペルシア語の比較級と最上級」
 大城 光正 「象形文字ルウィ語の疑問文」
 吉田 和彦 「楔形文字ルウィ語tiwataniyatta 'cursed'および関連する形式」

研究会終了後,懇親会を「ハトヤ瑞鳳閣」にて行いました。

平成21年度 (12月6日)

 大城 光正「カルケミシュの象形文字ルウィ語碑文にみられる言語的変遷」
 吉田 和彦「ヒッタイト語ye/a-動詞の歴史に秘められた謎」
 野田 恵剛「古代日本語における漢語借用語」
〜 休 憩 〜
 二ノ宮 崇司 「ジッバーリ語の2音節語のプロソディー」
 永井 勝「中エジプト語テキストの文献言語学的研究 -「エルミタージュ・パピルスNo.1115」の古書体学的分析と文字素論的分析-」
 池田 潤「GISを用いたアマルナ語の言語地理学的分析(2)」

研究会終了後,懇親会を「とみや旅館」にて行いました。

平成20年度 (12月6日)

 安永 昌史 「トカラ語の子音組織の起源−ウラル語族との接触の可能性−」
 大西 耕二 「印欧祖語における喉音およびいくつかの子音の再構築におけるアナトリア語派およびオセアニア諸派からの考察」
 吉田 和彦 「楔形文字ルウィ語における*-ye/o-タイプの動詞」
〜〜〜 コーヒーブレイク 〜〜〜
 二ノ宮 崇司 「ジッバーリ語のプロソディー記述:高低を含めて」
 竹内 茂夫 「聖書ヘブライ語における同語反復的不定詞絶対形-否定詞の現れ方から見た語順-」
 池田 潤「GISを用いたアマルナ語の言語地理学的分析−概観とケーススタディー−」

研究会終了後,懇親会を「ハトヤ瑞鳳閣」にて行いました。

平成19年度 (12月1日)

 大城 光正 「象形文字ルウィ語の小辞-siについて」
 吉田 和彦 「ヒッタイト語-ḫḫaḫat(i),リュキア語-χagã,ギリシア語-μηνの歴史的関係」
 安永 昌史 「トカラ語の現在形第II類に分類される若干の語根について (1) aik-「知る、知っている」の場合」
 竹内 茂夫 「古典ヘブライ語における同語反復的不定詞と同族目的語の統語的比較再検討序論」
 二ノ宮 崇司 「4つの側面摩擦音がセム祖語において再建される可能性」
 池田 潤 「言語接触と訓の発生:楔形文字と漢字の場合」

研究会終了後,懇親会を「ハトヤ瑞鳳閣」にて行いました。


平成18年度 (11月25日)

 永井 正勝 「中エジプト語の進行相の否定文について:『難破した水夫の物語』を事例として」
※中エジプト語の進行相の否定文は1例のみこのテキストで例証されるとされているが,聖刻文字への転写テキストではなく,オリジナルの神官文字のテキストを調べる限り,そうではないように見える。この文法現象は古エジプト語にも見られない。
 二ノ宮 崇司 「ソコトゥリ語の起源と歴史的変遷:後部歯茎摩擦音の観点から見る」
※マフラ・セム諸語の *∫ はソコトゥリ語(現代南アラビア語) では ∫ と h に分裂して現れるが,その条件を検討した。
 池田 潤「セム語の原郷をめぐって」
※セム語の原郷には,メソポタミア,アラビア,複数,アフリカ,シリア・パレスチナの起源説があるが,セム諸語の関係とセム祖語の再建語彙から見て農耕可能な場所,すなわちシリア・パレスチナではないか。
 安永 昌史 「トカラ語動詞現在形第3類・第4類の語形成に関する一考察」
※語形成とともに起源に関しても議論のある当該の類に関して論じた。
 野田 恵剛 「ペルシア語の動詞接頭辞mi-の言語圏」
※現代ペルシア諸語(諸方言)を概観しながら,mi-およびその他の動詞接頭辞の分布を見た。
 吉田 和彦 「ヒッタイト語にみられる不規則な中・受動態動詞」
※lagāittari "lies, is laid (low)"は,本来能動だったのが後期ヒッタイト語で中受動化した。

研究会終了後,懇親会を「花ふさ」にて行いました。


平成17年度 (12月3日)

 永井 正勝 コンファレンス参加報告:After Polotsky: New Research and Treads in Egyptian and Coptic Linguistics. 09th-11th September 2005, Bad Honnef bei Bonn.
 竹内 茂夫 「聖書ヘブル語の`ugab=『笛』?」
 高橋 洋成 「聖書ヘブライ語の動詞組織におけるBiradicalism」
 池田 潤 「楔形文字の文字素論」
 吉田 和彦 「ヒッタイト語parhattari『追う』の先史を追う」

研究会終了後,懇親会を「ハトヤ瑞鳳閣」にて行いました。


平成16年度 (12月18日)

 加納 裕司 「ロンドン大学アッカド語留学の報告」
 池田 潤 「古アッカド語の研究動向」
 池田 晶 「聖書ヘブライ語の小辞hinne について:創世記の会話文の分析より」
 松川 陽平 「ヒッタイト語の指示詞a- の機能について」
 吉田 和彦 「アナトリア語派にみられるもうひとつの保守的特徴」

研究会終了後,懇親会を「ハトヤ瑞鳳閣」にて行いました。

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