大学は事務的なことから学習支援を含めて、いくつかの情報システム(サービス)を通じて提供しています。
授業を支援するWebシステムです。一般に LMS - Learning Management System と呼ばれます。資料の配付、課題の提出、小テストやアンケートなどが行われます。多くの授業で使用しますので、使い方を覚えましょう。この演習でも課題の提出などに使用します。
まず大学のトップページから、上部にある「在学生の方」のリンクをクリックし、少し下にスクロールしたあたりにある「moodle」と書かれた画像をクリックして下さい。あるいは、直接 https://cclms.kyoto-su.ac.jp/ とURIを入力して開いてもよい。在学中は頻繁に使うことになるのでブックマークしておくと良いです。
情報処理センターの公式ページにマニュアルがあるので、必要に応じて見るとよいでしょう。moodleのトップページにもあります。
moodleを学外から使用するには多要素認証の設定を済ませておく必要があります。moodle以外にも、POSTやOffice365メールなど、学生生活で必要となるサービスも多数ありますから、忘れずに設定しておきましょう。設定方法は情報センターのページを見て下さい。
なお、多要素認証の設定や使用にはスマートフォン等の別デバイスは必須ではなく、Macにアプリをインストールしておけばわざわざスマートフォンを取り出さなくてもよいので少しは楽かもしれません。Mac用アプリのインストール方法は上記情報センターのページの多要素認証のマニュアルに書かれています。
コマンドで多要素認証 |
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ちょっと上級者向けですが、コマンド(次回以降学習する)レベルで多要素認証の操作を行うことも可能です。ただし「設定方法の解説ページ」にある方法は Homebrew を使っており、システム管理に慣れていない状態で適当に手を出すことは避けた方が良いと思いますので念のため。 |
本学は学生・教職員に cc.kyoto-su.ac.jp ドメイン名のメイルアドレスを提供しています。このメイルサービスには Office365 メールと呼ばれる Web サービスとしてアクセスすることができます。
本学の情報センター(これらネットワークサービスを含めた学内システム管理者)の情報ページにこのメイルサービスに関する案内が一応はあるのですが、どういうわけか読み手にとって辛いドキュメント配置になっています。以下に初学者が読むべき順にリンクを配置しておきますので、この順に読みながら使うと良いでしょう。
概念的なこと、作法など
このページについては、上記以外のリンク先は慣れてから見てください。最初に見ても意味が分からないでしょう。
使い方
「コンピュータ環境の使い方」ページ |
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https://www.kyoto-su.ac.jp/ccinfo/ に、情報センターが提供するサービスが一応まとめられています。が、見るとわかると思いますが雑然とした配置になっており、どのように読み進めていけば良いのかわかりません。冒頭に「初めてガイド」というリンクがあり、「大学の情報システムを初めて利用する方は必ず読んでください」とあるのですが、電子メイルについては上記「電子メールとは」(概念的なこと、作法など)が含まれていません。 |
授業に関する連絡・問い合わせをメイルで行うことがあると思いますが、そうした場合、自分が誰で、どの科目に関する問い合わせか書いて送るようにしましょう。
LINE や Discord などのインスタントメッセージを送る場合、相手は基本的に知っている人であり、電話帳に登録されていたり送信者情報が表示されたりするので、わざわざ自分の名前などを書かなくとも、誰から送られてきたのかが分かるようになっています。一方、電子メイルの場合、差出人(技術的には From: フィールドと呼ぶ)にメイルアドレスと、もし設定されていれば差出人の名前が表示されるようになっていますが、文化的に本文の冒頭で名乗るのが一般的です。特に電子メイルを仕事で使用する際には初めて送る相手も多いでしょうから、習慣として名乗るようにしましょう。あまり親しくない相手には所属等、自分が何者か分かる情報も書くべきです。(京都産業大学情報理工学部 1 回生の xx です、など)
また、冒頭には相手の名前も書いておくことが一般的です。受け取った側も、間違いなく自分宛に送られた内容であることが分かり安心できますから。
ダメな例(差出人はダミーのアドレスです)
件名:こんにちは
差出人:g1234567@cc.kyoto-su.ac.jp
本文:質問したいことがあるので明日研究室にお伺いしてもよろしいでしょうか?
本演習で説明した電子メイルのマナーについて質問したい、という前提で、上のメイルの件名と本文を適切に修正して、指示された宛先に送ってください。大学のOffice365メールサービスを使ってくださいね。
ただし、本当の質問と紛れてしまって教員が混乱しますから、件名の冒頭には(練習)とつけておく ようにお願いします。