Macの運用について

ここでは学内でMacを使用する上で注意すべきことを説明します。(ちょっと内容が雑多な感じですが)

コンピュータの基本操作
MacBook Air(他の機種の人もいるだろうから、以後単にMacと呼ぶ)の基本的な使い方は本演習では省きます。いわゆるパソコンを触ったことがほとんど無い場合は「情報リテラシ基礎演習」(木曜1限)を履修することを勧めます。

本体および周辺機器の取扱について

本体は高価ですから注意深く扱いましょう。大抵の場合、持ちものの中で最も高価なものの一つでしょうから。以下は過去にあったトラブルの例です。

後述のように動産保険に加入していれば安価に修理してもらえますが限度がありますし、修理中は学習に困ることになります。

盗難の危険もあります。同じ機種を持っている人は本学部内外あわせて沢山います。目だった特徴が無ければ間違って持って行ってしまうこともあり得るし、悪意を持った者にも狙われやすいです。何か目立つステッカーを貼るなどが良いかもしれません。

紛失・盗難の対策として「Macを探す」機能をonにしておくことを勧めます。本体の電源が入っていれば(スリープ状態でも)iCloud の Web サイトで本体がどこにあるかを確認できます。

電源アダプタの扱いも雑になりがちでですが、これも壊れやすいので注意しましょう。置き忘れも多く、やはり目印を付けることを勧めます。なお、純正品は結構高価です(2023年11月時点では電源アダプタ7,800円、MagSafe 3充電ケーブルは6,580円)。電源アダプタとケーブルは純正品でなくても、USB PDに対応していれば使えるものもあります。

注意:電源アダプタはAmazonなどで探すと異常に安いものがありますが粗悪品に注意すること。粗悪品は充電できないならまだしも、本体の故障の原因になったり、高温になり出火する危険もある。

バックアップ

故障は不意にやってきます。毎日、Time Machine によるバックアップを取るようにしましょう。設定方法などは適当に検索すると良いガイドが見つかるでしょう。

とりあえずバックアップ先のストレージとしてUSB接続の外付け SSD を買いましょう。参考にkakaku.comの外付けSSDの検索結果の先頭四つを出しておきます。(2023/12 実施)

image-20231225193944177

機材の貸し出しについて

授業に必要な機材(本体、電源アダプタ)を忘れた場合は貸し出しが可能ですが台数に限りがあります。とにかく忘れないように。

貸し出しは10202教室で行います。貸し出し中は学生証を預かりますので、学生証を持って借りに行って下さい。

インターネット環境について

学内無線LANを使用するための設定方法については情報センターのインターネットスポット(Wi-Fi)、特にmacOS Monterey(12.0.1)から利用する場合※を参照。

有線LANを使用するには、本体のUSBポートにUSB Type-C インタフェイスの Ethernetアダプタ(別売)を接続し、LANケーブル(これも別売)を接続し、LANケーブルをLANポート(情報コンセント)に挿す。設定方法については情報センターのインターネットコンセント(情報コンセント)を参照。

MontereyはmacOSの古いバージョンですが(2024年3月時点で最新はSonoma 14.3.1)手順はそう変わらないでしょう。

練習

無線LANに接続しましょう。Safariを起動して、幾つかの Web サイトにアクセスし、インターネットに接続できていることを確認しましょう。

シャットダウンかスリープか

今時のノートパソコンは使い終わっても電源を切る(コンピュータ用語でシャットダウン Shutdown と呼ぶ)することはなく、スリープ状態(休止状態)で持ち運ぶのが普通と思います。ノート型のMacなら、蓋を閉じるだけでスリープになり、蓋を開ければスリープが解除されます。

Apple IDについて

Apple IDは、Appleの提供する各種サービスを使用するときに必要となります。各種サービスとは、App Storeでのソフトウェアの購入やiTunes Storeでの音楽やビデオなどの購入から、無料のメールアカウントサービス、保証を受けるための製品登録などです。OS(Operating System、基本ソフトウェア)の更新や、無料のソフトウエアのダウンロードなどにも必要ですから、ID を取得しないわけにはいきません。本体の設定を行ったときに既にApple IDの設定を行ったは思いますが、未設定の場合は必ず行うように。

なお、iPhoneや他のMacなどのApple製品を使用していてApple IDを既に持っている場合は同じものを使用するのが良いです。複数のApple IDを統合することは現時点ではできません。同じIDで購入したソフトウェアや音楽などは、別のハードウェアでも使うことができます(異なるIDでも、ファミリー共有を設定して複数のアカウントで共有することもできます)。

Apple IDについてはサポートページも見ておくと良いでしょう。

困ったときは

使用方法について困った場合、たいていのことならWebで検索すれば解決方法を見つけることができます。Appleのサポートページでも調べることができます。週2回、14号館1階で実施している修学サポート(通称:寺子屋)で質問してみてもよいでしょう。学内パソコンショップで購入した人は、ショップで質問対応もしてもらえます(天地館1階)。

大学からの推奨パソコンの連絡に沿って購入した人は故障や破損に関する動産保険に入っている場合が多いでしょう。その場合は契約内容(約款)を残しておいて、トラブルが起きた時に「よく分からないから保険を使わない」といった消極的なことにならないように備えましょう。