ファイルのデータ容量が大きいと、たとえば moodle にファイルをアップロードする際に、アップロード容量制限などにかかってしまい、アップロードできない場合があります。ここではデータの容量に着目し、容量を削減する方法を考えます。
とあるファイルがどのぐらいデータ容量を持っているかは、簡単に調べられます。
Ctrl
キーを押しながら複数クリックします。上の例では 45.9 MB 程度のデータ容量があることが分かります。
moodle にアップロードする場合であれば、最大10MB程度の容量を目安にしましょう。メールに添付するのであれば、1MB程度が目安です。
一般的に、ファイルなどのデータ量は「バイト(Byte)」という単位で表されます。半角英数字の1文字分に相当するデータ容量が1バイトです。
また、1,000バイトを「1キロバイト(KB)」と言います2)。
同様に、1,000キロバイトを「1メガバイト(MB)」、1,000メガバイトを「1ギガバイト(GB)」、1,000ギガバイトを「1テラバイト(TB)」と言います。
TB > GB > MB > KB > B
単位が変わるごとに1,000倍になるので、例えば1ギガバイトは、1,000,000,000バイトです。
ちなみに最近の市販パソコンなどでは1テラバイト程度のデータ保存領域(ストレージ)を搭載していることが多いです。
WORD EXCEL PowerPoint といった書類では、「画像」が容量を消費している場合が多いです。なお「音声」や「映像」を使用するとさらにデータ容量を消費しますが、それらの容量を削減するのは少々難しいです。
そこで、ここでは「画像」に注目して、消費するデータ容量を抑える方法を解説します。
以下のような操作を行うとデータ容量を減らせます。この操作は WORD EXCEL PowerPoint で共通です。
これで、データ容量を簡単に減らせます。ファイルを保存し直し、「右クリック」→「プロパティ」で容量を再度測定してみましょう。
45.9MBほどあったデータ容量が、2.8MBほどに削減されています。ZIP形式圧縮フォルダを使っても、これほどの圧縮は難しいです3)。とても効果的にデータ容量削減が出来ました。
ファイルをネット越しに送信したりする際には、ぜひデータ容量削減を試してみてください。
以上です。