パヴィーアはミラノから1時間程の所にある古代ローマ時代から続く街で、数々の歴史的建造物が残る美しい街です。ゴルジ体の発見者カミロ・ゴルジは、パヴィーア大学の病理学の研究室で神経の染色法を研究していました。1903年には、「黒色反応」あるいは「ゴルジ染色法」と呼ばれる神経細胞の染色法開発でノーベル医学生理学賞を受賞しています。
この染色法の研究過程でたまたま、後にゴルジ体と命名される「細胞内の網状の小器官」を発見し、これを報告したのが1898年でした。2008年は、ゴルジ体発見110周年で、記念ミーティングがあり、私も行ってきました。
旧市街のすぐ隣北西の病院の近くにゴルジ体の発見者カミロ・ゴルジを記念して、彼の名前が地名として残っています。