2003/10/15 ■■■■ 京都部落問題研究資料センター メールマガジン vol.037 ■■■■

□CD紹介□
      北と南のアリラン伝説 〜アリランのルーツを訪ねて〜
                       (キングレコード、2,800円)

 アリランといえば、日本でもよく知られている朝鮮民謡である。ふとしたこと で、このCDが発売されたことを知り、買ってみた。音楽CDを買ったとき、す ごく期待していたのに良くなかった時と、気まぐれで買ったけれども大当たりで すごく良かったという場合があるが、これは大当たりのケースだ。  普通「アリラン」として日本で知られていて、カラオケの持ち歌になったりし ているのは、新調といわれる新しいアレンジだそうで、朝鮮半島では本調や旧調 といわれる原型に近い曲も歌い継がれている。このCDでは、南北朝鮮の人間国 宝級の人たちがずらりと登場して、そうしたいろいろなバージョンを歌う。収録 されている15曲のそれぞれに味わいがあって、すごくいい。  同時に、古いアリランと日本の民謡がよく似ていてびっくりする。偶然似てい るのか、ルーツを同じくするのかわからないが、探ってみたくなる。たぶん、そ うした研究はすでにされているはずなので、ご存知の方がおられたら、ご教示い ただけるとありがたい。(灘本昌久)

※1 このCD紹介(ページに入ると、自動的に「(旧調)アリラン<南>/唄:李春姫」が流れる)
   <http://www.dprknta.com/knowledge/kac/arirang/index.html>
※2 アリランの歌詞と曲の紹介
   <http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/ariran.htm>
※3 アマゾン書店での紹介
   <http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008449T/>

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