本講演会について
林忠四郎記念講演会は、太陽系の起源、恒星の形成と進化、そして初期宇宙の元素合成に至るまで、宇宙物理学の幅広いテーマに多大な貢献をされた故 林忠四郎先生を記念して、日本各地の大学で開催されています。 例年、宇宙物理学諸分野を代表する研究者を講師としてお招きし、1995年に京都賞を受賞された林先生の業績を振り返りつつ、林先生の時代から現代に至る宇宙物理学の発展についてご講演いただいています。最新の研究成果や未来への展望についても触れられる予定です。第22回となる2024年度の林忠四郎記念講演会は京都産業大学で開催されます。一般の方々にも分かりやすくお話しいただくため、専門知識がなくても楽しんでいただけます。学内外やご専門を問わず、どなたでもご参加いただけますので、宇宙に興味をお持ちの方は奮ってご参加ください。参加費無料、事前登録不要です。
講師
高田 昌広 教授 (東京大学 国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構)
1973年、福島県福島市生まれ。2001年 東北大学大学院理学研究科博士課程修了後、国立天文台 JSPS フェロー、ペンシルベニア大学博士研究員、東北大学大学院理学研究科助教、東京大学数物連携宇宙研究機構特任准教授を歴任し、2013年より現職。 専門は宇宙論。すばる望遠鏡を用いた大型国際観測プロジェクトにおいて、宇宙論研究チームのリーダーを務めるなど、第一人者として日本の宇宙論研究を観測・理論の両面から幅広い分野で牽引。すばるの研究成果により、日本天文学会より2023年度の林忠四郎賞を受賞。佐藤 文隆 名誉教授 (京都大学)
1938年、山形県鮎貝村(現白鷹町)生まれ。京都大学林忠四郎研究室で宇宙物理学、一般相対論の研究を開始。1966年 京都大学理学博士。京都大学助教授、同教授を歴任。この間、基礎物理学研究所所長や理学部長を務める。 京都大学定年退官後、甲南大学教授。 また、日本学術会議会員、日本物理学会会長、湯川記念財団理事長など、日本の学術界を代表する研究者として精力的に活動。 アインシュタイン方程式の厳密解である、冨松・佐藤解を発見するなど、宇宙物理学の理論研究に対する基礎的な貢献のほか、多数の著書の執筆や一般向け講演を通じて、社会への科学の普及にも大きな役割を果たしている。スケジュール
13:00 開会の挨拶(黒坂光 京都産業大学 学長)
13:15 講演1「すばる望遠鏡で探る膨張する宇宙」(高田昌広 東京大学 教授)
14:45 休憩
15:00 講演2「林先生の宇宙物理」(佐藤文隆 京都大学 名誉教授)
16:30 閉会
17:00 懇親会(本学並楽館3階食堂「LIBRE」にて、19:00まで。)
本講演会のポスターはこちらからご覧になれます。
開催地 | 開催年度 | |
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第21回 | 東邦大学 | 2023年度 |
第20回 | 東京大学 | 2022年度 |
第19回 | 大阪市立大学 | 2019年度 |
第18回 | 青山学院大学 | 2018年度 |
第17回 | 山形大学 | 2017年度 |
第16回 | 弘前大学 | 2016年度 |
第15回 | 熊本大学 | 2015年度 |
第14回 | 日本大学 | 2014年度 |
第13回 | 立教大学 | 2012年度 |
第12回 | 筑波大学 | 2011年度 |
第11回 | お茶の水大学 | 2009年度 |
第10回 | 早稲田大学 | 2008年度 |
第9回 | 国立天文台 | 2007年度 |
第8回 | 東北大学 | 2006年度 |
第7回 | 広島大学 | 2004年度 |
第6回 | 新潟大学 | 2003年度 |
第5回 | 東京大学 | 2002年度 |
第4回 | 神戸大学 | 2001年度 |
第3回 | 名古屋大学 | 2000年度 |
第2回 | 九州大学 | 1999年度 |
第1回 | 東京工業大学 | 1998年度 |