2013年度経済データ処理実習(山田) レジュメ#2

(C) Katsuhiro Yamada  

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2.エクセルの画面と入力

 本日の内容:
 この授業で経済データを処理する表計算ソフト・エクセルとはどのようなものかを,すでに高校の情報科目で習っていると思いますが,一通り説明します。なお,ここで使用するエクセルはExcel 2010です。

1−1:エクセルの画面

 まず,エクセルを起動して下さい。ディスプレイが次の画面になればOKです。いろいろな名前があります。覚えておきましょう。

バー(bar): タイトル・バー,クイックアクセス・ツール・バー,数式バー,ステ−タス・バー,スクロール・バー
ファイル名: 自動的に Book1 になっています。
アクティブ・セルは C5 ,アクティブ・シートは Sheet1 です。
エクセル2007からリボンができました。リボンは,作業に必要なコマンドをすばやく見つけることができるように
設計されています。コマンドは論理的なグループに整理され,タブごとにまとめられています。各タブは,挿入や
ページ レイアウトなど,操作の種類によって分けられています。表示が煩雑にならないように,一部のタブは必要
なときにだけ表示されます。

 練習問題1:マウスを動かすとマウスポインタが出てきます。矢印,白十字などなどのマウスポインタを確認してください。それぞれ機能が違います。

1−2:<開発>タブの作成

 この授業ではマクロを用います。表示タブにもマクロがありますが,相対参照を固定的に表示するために,リボンに開発タブを作成しておくと便利です。
 クイック・アクセス・ツールバーのユーザー設定をクリックし,<その他のコマンド>を選択し<リボンのユーザー設定>を選択します:

    [開発]にチェックを入れ,<OK>をクリックします。

1−3:ワークシート

 ワーク・シートは,列名 A,B,C・・・(column),行名 1,2,3・・・(row)の「セル(cell)」からなるもので,A1がアクティブ・セル(黒の線で囲まれたセル)のとき,

    CTRL +      最終列(XFD1)に移動
    CTRL +      最終行(XFD1048576)に移動
    CTRL + HOME    A1セルに移動

で1周します。ただし,セルに入力がある場合はひとまとまりの最終行,最終列に移動します。

1−4:R1C1参照形式

 列名がA,B,C・・・になっていないもの(R1C1参照形式)があるかも知れません。次の手順で直して下さい:(これは重要な設定ですので覚えておきましょう)

 クイック・アクセス・ツールバーのユーザー設定をクリックし,<その他のコマンド>を選択し<数式>を選択します:

   
   R1C1参照形式を使用する(R)のチェックを外し,<OK>をクリックします。


1−5:ウィンドウ切り替えボタン

 
ウィンドウの切り替えボタン表示タブにもありますが,よく使うのでクイック・アクセス・ツール・バーに入れておくと便利です。
 クイック・アクセス・ツールバーのユーザー設定をクリックし,<その他のコマンド>を選択し<クイック・アクセスツールバー>を選択し<表示タブ>を選択し<ウィンドウの切り替え>を探してクリックし<追加(A)>をクリックします。<OK>をクリックすればクイック・アクセス・ツール・バーに入ります。

1−6:セル入力

 各セルには次のものを入力できます:

文字列データ ←数値,日付データと見なされないもの。
          このデータのみ自動的に左詰めで表示される。
          他のデータを文字列データにするには『 ’』を先頭にインプットします。

数値データ ←『0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 + - ( ) ,.* / \ $ % e』
          たとえば, 1e3=1000    1e-2=0.01    0 3/5←(帯分数で表示)
                  \500     -\2500(赤文字で表示)     26%=0.26

日付・時刻データ ←1996/6/30  95-12-05  6/5   H8/5/5
           12:35  18:25:36  8:56:23 PM(pm,am の前にスペースを挿入)

数式,関数 ←常に『 = 』から始まる。
         たとえば,=A1+B1
                =SUM(A1:A9) ←範囲指定 A1:A9
         関数の入力には数式タブを使用すると便利です。
         関数の挿入を使用するには数式バーのアイコン をクリックしてもかまいません。

比較せよ

    a1+b1 ←文字列     +a1+b1 ←関数 
    2+5 ←文字列    +2+5 ←数値  
    +6/8 ←数値      6/8 ←6月8日 

ただし,数字1文字だけは数値になります。 

         2 ←数値


 便利な機能:
CTRL で今日の日付,
CTRL で現在の時刻を入力できます。

1−7:セル範囲の指定方法

          ・関数の( )のなかで,指定のセルをアクティブにし マウス左クリック : マウス左クリック
          ・最初の指定のセルをアクティブにし 指定範囲をマウスの左ドラッグで指定 
          ・タイプする

1−8:セルのコピペと移動・削除

 セル内容を
     @コピー・貼り付け
     A移動
     B削除
します。
   →いくつかの方法があります:
        @ホームタブのクリップボードを使用する。
        Aマウス右クリックし,項目を選択する。
        Bマウス操作でやる。マウスポインタの形に注意。注意:矢印は移動。
        C削除には範囲指定して DEL キーを押す。

   →セル内容を編集するときは,編集文字をマウスの左ドラッグであらかじめ範囲指定しておくと自動的に削除されます。

1−9:数値・文字・数式入力

 次のように入力して下さい:
     A1←5 (A1セルに5をインプットの意味。以下同様。
     B1←7
     D1←=A1+B1

   →セル D1 が 12 になっていれば正しく入力されています。

 練習問題2:D1セルのプラスをマイナス,乗法,除法に代えてみて下さい。また,A1に8を入力すればどうなるでしょう。

 練習問題3:D2セルに「私の名前は山田勝裕(自分の名前)です。」を入れて下さい。セル幅を調整して下さい。ツール・バーのアイコン B, I, U, 右寄せ,センタリング,左寄せ を使用して見て下さい。また、フォントを11から22へ変更して見て下さい。

1−10:オートフィル機能

 オート・フィル機能を使用してみます。A1セルに「1」,A2セルに「2」を入力し,A1,A2セルを範囲指定します。フィル・ハンドルをA列方向にドラッグすれば,「1,2,3,4,5,6・・・」と自動的に入力されます。A2セルが6であれば,「1,6,11,16,21・・・」と自動的に入力されます。初期値と差を指定して,それに対応する数を満たしていくわけです。
 なお,1つの数値,関数の場合はフィル・ハンドルをドラッグすればコピーされます。ところで,「甲」と入力してフィル・ハンドルをドラッグしてみて下さい。「甲,乙,丙・・・」と出ます。

1−11:ワークシートの保存

 本日の内容を各自のUSBフラッシュメモリに保存します。

 ファイルタブ→名前を付けて保存→フォルダを リムーバブル ディスク(E)とすれば各自のUSBフラッシュメモリが表示されます。ファイル名は<経デ処理2回目>とでもしましょう。
 Excel ブック(X)で保存すればExcel 2010専用のファイルで保存され,Excel 97-2003ブック(9)で保存すれば互換モードで保存されます。


1−12:応用問題

 余裕のある人は次の問題にチャレンジしてみて下さい:

 応用例:甲子園球場は甲子の年,すなわち1924年に完成しました。このデータがあれば,
十干十二支の知識で<壬申の乱>が672年であったことを割り出せます。

十干十二支の知識


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