研究業績(エッセンス版)

  1. ゴルジ体の構造形成と維持に働く蛋白質GM130を発見し、その遺伝子をクローニングして生化学的な性質を明らかにしました。

    Nakamura, N., Rabouille, C., Watson, R., Nilsson, T., Hui, N., Slusarewicz, P., Kreis, T., and Warren, G. (1995). Characterization of a cis-Golgi matrix protein, GM130. J. Cell Biol. 131, 1715-1726.

  2. GM130がゴルジ体への輸送小胞の融合を調節する因子p115と結合すること、また、その結合が細胞分裂期に阻害され、分裂期のゴルジ体の解体分散化の引き金になっていることを突き止めました。

    Nakamura, N., Lowe, M., Levine, T.P., Rabouille, C., and Warren, G. (1997). The vesicle docking protein p115 binds GM130, a cis-Golgi matrix protein in a mitotically regulated manner. Cell 89, 445-455.

  3. ゴルジ体での小胞の融合機構を中心として小胞の融合に先立って起る“小胞繋留”について解説しました。

    中村暢宏, 吉村信一郎, 申惠媛, 中山和久. (2003). 小胞の選択性と小胞繋留機構. 実験医学 21, 1947-1953.

  4. ゴルジ体の形成の基本となるGM130などの構造タンパク質群の機能やその重要性について解説・考察しました。

    中村暢宏, and 吉村信一郎. (2004). ゴルジ体の”タネ”. 蛋白質・核酸・酵素:細胞におけるタンパク質の一生 49, 920-921.

  5. ゴルジ体に局在している謎の複数回膜貫通蛋白質群(YIPF)のうち、YIPF5とYIPF7がゴルジ体と小胞体の間を周回していてゴルジ体の構造維持に重要な働きをしていることを突き止めました。

    Yoshida, Y., Suzuki, K., Yamamoto, A., Sakai, N., Bando, M., Tanimoto, K., Yamaguchi, Y., Sakaguchi, T., Akhter, H., Fujii, G., Yoshimura, S., Ogata, S., Sohda, M., Misumi, Y., and Nakamura, N. (2008). YIPF5 and YIF1A recycle between the ER and the Golgi apparatus and are involved in the maintenance of the Golgi structure. Exp. Cell Res. 314, 3427-3443.

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2010年06月03日 (木) N. Nakamura