2004/10/01
■■■■ 京都部落問題研究資料センター メールマガジン vol.072 ■■■■

□お知らせ□

 昨年(2003年)6月初旬、京都部落問題研究資料センター通信『Memento』12号 に拙稿「部落解放に反天皇制は無用」を掲載したところ、部落解放同盟京都府連 合会より「部落解放同盟傘下の研究機関の所長が、その機関誌上で解放同盟の方 針を否定する論文を発表したことは容認できない」という趣旨の抗議がなされ、 2004年2月23日に至って京都府連五役の意思として、所長への辞任要求がありまし た。これにたいし、所長名により3月3日付けで辞任要求を再検討してもらいたい という趣旨の文章を京都府連五役に送ったところ、3月17日に再度の辞任要求があ りました。
 その後、今日に至るもこの問題について双方のあいだで合意にいたらず、また、 当センターの運営委員会も意見の相違により運営不能状態に陥り、今後のセンタ ー運営の展望も見えない事態に立ち至りました。そこで、7月30日の運営委員会に おいて、京都部落問題研究資料センターの管理・運営を部落解放同盟京都府連合 会にゆだねることに決しました。
 京都部落史研究所発足以来27年間、また、京都部落問題研究資料センターに改 組してから4年間にわたり賜りましたご厚情に感謝するとともに、私の力不足によ り今回の事態に至らしめたことをおわびします。  なお、資料の利用については従来通り継続されますので、引き続き、部落問題 解決のために有効利用していただきますよう、お願いいたします。

2004年9月30日
                      京都部落問題研究資料センター
                         所長  灘本 昌久

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