INFOSS 情報倫理
受講方法は次のようになっています。
- 学習支援システム moodle にログインする
- 「マイコース」から「計算機基礎A」を選択する
- 「INFOSS情報倫理2014年度版 テキスト」をクリックすると講座がスタートします
- テキストを読み終わったら修了テスト1〜5を受ける
moodle にログインし、INFOSS情報倫理のテキストをみてみましょう。 各章には「チェックテスト」があり、要点を確認できます。
テキストでの学習が済んだら、修了テスト1〜5で知識を確認します。 各回20点満点で、合計100点となっています。 計算機基礎Aの受講者は、5月31日までに修了テスト1〜5をすべて受験し、100点にしておいてください。
電子メールとは
電子メールは、インターネットを経由してメッセージをやり取りするシステムのことです。 Email などとも呼ばれます。
電子メールの特徴
便利なところ
- 速く届く
- いつでも利用できる
- どこからでも利用できる
- 省資源である
不便なところ
- 確実に届く保証がない
- 自分と相手がともにインターネットに接続できなければいけない
- 配送途中で内容を読まれる可能性がある(ハガキと同じ)
迷惑メール
受信者が求めていないのに勝手に送信される電子メールのことを迷惑メールといいます。 「spam(スパム)メール」とも呼ばれます。
Webページ等を通じて入手したメールアドレスに対して無差別に、大量に電子メールを配信することで、インターネットを利用した広告のダイレクトメールとして使われます。 最近では、広告メールだけでなく詐欺的なメールやコンピュータウイルスが添付されたメール送信する業者等もありますので、十分に注意が必要です。
京都産業大学の電子メール
京都産業大学では Active! Mail を使ってメールを読み書きすることができます。 Active! Mail は Web メールの一種で、ウェブブラウザがあればどこからでもメールを読み書きすることができます。 Active! Mail にアクセスするには京産大のトップページから
- 在学生の方へ > Active! Mail
の順にクリックしてください。 次の URL を直接指定しても OK です。
Active! Mail の使い方
- コンピュータ環境の使い方>Active! Mail をクリックしてログイン
- 「メールホーム」の右下にディスクの使用量が表示される(300MB まで。容量超過に注意!)
- メールを読むには「メール受信」をクリック
- メールを書くには「メール作成」をクリック
- 自分にメールを出してみよう
- 「半角/全角」キーで入力の切り替え(日本語と英語)ができる
- メールを保存するには…
- 「ツール>フォルダ管理」で保存したいフォルダ(通常は「受信箱」)の「エクスポート」ボタンを押す
- mbox 形式で保存される
- 定期的にバックアップを取りましょう。
- 容量が足りなくなったらバックアップした分を削除すれば OK
Active! Mail 以外のメールソフトを利用してメールを読むこともできます(上級者向け)。
Active! Mail を使ったメールの送受信
となりの人に Active! Mail からメールを送ってみましょう。 学部生のメールアドレスは
g1 + 学生証番号(数字6桁)@cc.kyoto-su.ac.jp
となっています。
学生証番号が 123456 なら g1123456@cc.kyoto-su.ac.jp
がメールアドレスになります。
メールが受け取れたら返信してみましょう。
Active! Mail の注意点
京産大の Active! Mail には計算機資源やセキュリティの問題からいくつかの制限が設けられています。
- ディスクの割当量に注意(Windows, Linux, メールあわせて 300 MB まで)
- 1通あたりのサイズが 10 MB 以上のメールは送受信不可
- 添付ファイルの拡張子に注意: bat、exe、lnk、pif、reg、scr、src、url、vbs、vb、cpl、hta は不可
- ZIP ファイルなどにまとめてから添付する
次に説明するように、大学のメールを Gmail などに転送することができるので、もっと便利なメールサービスに転送して読むのが便利でしょう。 無料のメールサービスには次のようなものがあります。
- Google Gmail (15GB)
- Outlook.com (Microsoft) (無制限)
- AOL (無制限)
メールの自動転送
京産大のメールアドレスで受け取ったメールを、ふだん使っているメールアドレス(スマートフォンや Gmail など)に転送することができます。 メールの転送設定を行うには
- コンピュータ環境の使い方>利用者の設定>メール転送設定
にアクセスしてください。 「cc環境にメールを残して転送する」にチェックを入れておくと、大学のメールシステムにメールを残しつつ、メールの転送が行われます。 この場合はディスクの使用量に注意してください。
メールアドレスについて
プライベートならどんなメールアドレスを使っても構いませんが、大学関係で使うメールアドレスは公的な目的にも使用するものです。 慎重に決めましょう。
また、メールアドレスには次のようなルールがあります。
- @ の直前には英数字しか使えない。
takagi.@docomo.ne.jp
はダメ
- . (ドット)と _ (アンダースコア)は2つ以上連続してはいけない。
takagi...@docomo.ne.jp
はダメtakagi__masahiro@docomo.ne.jp
はダメ
- メールアドレスの最初の文字は英数字しか使えない。
- 次の文字は原則として使用できない。
/ ! " @ # $ % & ' ( ) = ~ | \ ^ : ; * + ? < > , ` [ ] { }
携帯メールではこのルールに違反していても使える場合がありますが、パソコンからメールが送信できなくなってしまうので、十分注意しましょう。
メールの宛先(To, Cc, Bcc)
メールの宛先には To, Cc, Bcc の三種類があります。 それぞれ意味が異なるので正しく使いましょう。
- To: メール本来の宛先。通常はこれを使う。
- Cc: Carbon Copy の略。参考のための控えを送る宛先。
- Bcc: Blind Carbon Copy の略。To や Cc と同様にメールが送られるが、To や Cc の受信者には同内容のメールが転送されたことは通知されない。Bcc に自分のメールアドレスを指定して、メールの控えを送ったりします。
Bcc の便利な使い方
Cc に宛先を書くと受け取った人は宛先のメールアドレスを知ることができます。 普段はこれで構わないのですが、Cc に宛先を書いてしまうと、本人の了承なくメールアドレスを他人に教えることになりかねません。 メールアドレスはその人の個人情報ですから、取り扱いには十分な注意が必要です。
To に自分のメールアドレス、Bcc に宛先のメールアドレスを入れると、宛先を隠してメールを送ることができます。
電子メールの注意点
- 変なメールアドレスを使わない
- 必ず自分の名前を設定する(メールアドレスだけでは誰からのメールかわかりません)
- 件名 (Subject) は簡潔、的確、具体的に
- 本文の冒頭に宛名を書く
- 本文の末尾に自分の名前を入れる(署名は3行以内がベター)
- 重要情報は送らない(ハガキと同程度の安全性しかない)
- 送信前に読み返し、宛先をチェックする。メール事故に注意!
- 機種依存文字・環境依存文字など、文字化けの原因になる文字を使わない
- 携帯電話の絵文字
- 半角カタカナ
- ローマ数字、丸数字
- 「はしご高」、「ハートマーク」などの文字
- 単位記号などが全角文字になっているもの(km、m2、(株)、…、など)
- 大きなファイルを添付しない(そもそも添付ファイルはダメという人も)
- マナーは学生のうちに身につけましょう。
電子メールの書き方
先生に質問に行きたいとき
京産大のよいところは、先生と学生の距離が近く、質問や相談に行きやすいところです。 講義で分からないところがあったらどんどん質問に行きましょう。 ただし、突然押し掛けるのではなく、事前に約束(アポイントメント)を取ってください。
ありがちな例:
To: atesaki@cc.kyoto-su.ac.jp Subject: 質問 -- レポート課題がわかりません。教えてください。
大学生ならこれくらい書きましょう。
To: atesaki@cc.kyoto-su.ac.jp Subject: 計算機基礎Aの質問 -- ○○先生 ←○○先生、○○様、など 計算機基礎Aを受講している物理科学科1年生の京産太郎と申します。 ←ちゃんと名乗る レポート課題でわからないところがあり、質問に伺いたいのですが、 ←敬語を正しく使う ご都合のよい日時を教えていただけないでしょうか? よろしくお願いします。 -- 京都産業大学理学部物理科学科1年 ←署名は簡潔に 京産太郎
ポイントは
- 冒頭に受取人を書く:○○先生、○○様、など。
- ちゃんと名乗る。メールアドレスだけでは誰からのメールなのかわからない。
- 敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)を正しく使う。
- 署名は簡潔に。
といったことです。 どの程度丁寧に書くかは相手との親疎によります。 過剰に畏まる必要はありませんが、敬語の練習だと思って丁寧を心がけましょう。
セミナーなどに申し込むとき
「春の英語セミナーに参加したい人は氏名と学生証番号を○○までメールで送ってください」というお知らせがあったとしましょう。
ありがちな例(名前だけ):
To: atesaki@cc.kyoto-su.ac.jp Subject: セミナー -- 12345678 京産花子
機械処理されるメール(プレゼント応募など)ならこれでも構いませんが、電子メールも普通の手紙と同じということを忘れないようにしてください。
To: atesaki@cc.kyoto-su.ac.jp Subject: 春の英語セミナー申し込み -- ○○様 春の英語セミナーに申し込みたいのでよろしくお願いします。 学生証番号: 12345678 氏名: 京産花子 -- 京産花子
詳しい情報
電子メールや Active! Mail に関する詳しい情報が大学ホームページに用意されています。
本日の課題
- 高木に自己紹介メールを送る
- Subject: 計算機基礎A・自己紹介
- To: takagi.masahiro AT cc.kyoto-su.ac.jp
- 本文: 簡単な自己紹介
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