プログラミングの学習指針
基礎プログラミング演習Iのプログラミングの達成度を表にまとめてみました(ルーブリックと呼びます)。この授業としてはレベル3に到達することを目標とします。自分がどのレベルに達しているのか、次のレベルに到達するには何を頑張ればよいか、を常に自己チェックして意識的に勉強するように心がけてください。
評価項目 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | レベル4 |
コーディング | 基本的な文法を理解している | 与えられた計算手順に基づいてコーディングできる | 与えられた仕様を満たすアルゴリズムを考えてコーディングできる | 自らの着想で条件分岐、繰り返しを駆使したプログラムを作成できる |
テスト | コンパイルして実行できる | 正常状態で正しく実行されることを確認できる | 容易に想定される原因による不具合を発見できる | 特殊な条件下で発生する不具合を発見できる |
デバッグ | コンパイラが報告する簡単な文法間違いを修正できる | コンパイラが報告しない間違いを修正できる | アルゴリズムの間違いを修正できる | 不定な理由による不具合を修正できる |
可読性 | 書き方が統一的なプログラムを書ける(インデント、スペースの入れ方など) | 適切な変数名、関数名を付けられる | 必要に応じて適切なコメントを書ける | 初めて見た人が内容を容易に理解可能なように書ける |
コーディング:プログラムを書くこと
テスト:プログラムの文法が正しく、また正しく実行されることを確認すること
デバッグ:プログラムの不具合を修正すること
可読性:他人や将来の自分がプログラムの内容を見て理解しやすいように書くこと
レベル別勉強法
レベル1:サンプルプログラムを入力してコンパイル・実行する(大量に!!)
レベル2:代入文、条件式、繰り返しの意味を理解する、実行結果が正しいことを常に意識して確認する
レベル3:処理手順を詳細に分解して日本語やフローチャートなどで書く、実行時の処理手順がどうなっているかを確認する
レベル4:仕様から処理を考える、実行中の変数の値の変化を確認する