キャッシュメモリにより、メモリアクセスの高速化を行 う方法では、連続アドレスをアクセスするのは速いが、 アドレスがとびとびになり、1バイトごとにスワップす る場合がもっとも遅くなる。スワップタイムより計算時 間が少ないならば、計算時間はメモリアクセスに隠れて しまう。 つぎに、各種PCによる16MBまでのメモリアクセス 状況の比較表を紹介する。
横軸はメモリアクセスピッチで1バイトごとから10* *6バイトまで2倍づつ変化させる。縦軸はアクセス時 間で10**10回の合計である。たとえば、20n秒 アクセスタイムで10**10回アクセスすると2秒と なる。キャッシュ内であれば同じ時間であるが、スワッ プが始まるとその量に比例して時間が増す。すべてのキ ャッシュがスワップを繰り返している間はほぼ同じ時間 となる。