論理回路(4)

◎論理回路の構成法

電気的にオン・オフ可能なスイッチがあれば、論理回路を構成できる。そのよ うなスイッチとしてコンピュータ開発の初期には「リレー」という部品が使わ れた。

リレーの電磁石に電流を流すと、鉄片が電磁石に引き寄せられてスイッチがオ ンになる。電磁石の電流を切ると、バネの働きで鉄片は元の位置に戻り、スイッ チはオフになる。スイッチングがこれと逆になるリレーも作ることができる。 すなわち、電磁石が働いていない時はスイッチがオンになっていて、電磁石が 働くと鉄片が引き寄せられてスイッチがオフになるものである。 リレーを利用すると、下図のようにして NAND 回路を作ることができる:

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