インストール方法(Mac)

Mac上でVivadoを動かす手順

VivadoはMacに対応していないので,「MacのVirtualBox上で,Ubuntuを立ち上げ,そこでVivadoを動かす」ことにします.
※Windowsで作業をして「クローン」を作り,USBメモリ経由で,Macから動かすということもできます.

【環境構築(Mac上で作業)】※作業は1~2日かかる.
1.WindowsにVirtualBox(以降,VBと略す)をインストール.バージョンは現時点で最新の6.1.16. こちら

2.ExtensionPackをインストール.バージョンを合わせること.6.1.16をインストール. こちら

3.VBを立ち上げて,「仮想マシン」→「新規」→OSタイプ「Linux」,バージョン「Ubuntu 64bit」

4.メモリ割り当てサイズ「4GB(4096)」で作成

5.仮想HDを作成する→ファイルタイプ VDI→可変サイズ→ファイルサイズ「100GB」で作成.まだ起動しないこと.

6.UbuntuのISOイメージをダウンロードする.Ubuntu Desktop 18.04.4 LTS (ubuntu-18.04.4-desktop-amd64.iso) こちら

7.VBの「起動」を選択→起動ハードディスクを選択で「Ubuntu」を選択.

8.左の言語を日本語(一番下にある)にして,Ubuntuをインストール→日本語→あとはそのまま「続ける」をクリック.

9.地域Tokyo→情報入力:名前「〇〇〇(半角英数)」,パスワード「***」を設定.
  あとの欄は自動入力されるのでそのまま.自動的にログインする,またはログイン時にパスワードを要求するにチェック.

10.Ubuntuのインストールが開始される.少し時間がかかる→再起動→ログインして,残りの設定を終わらせる.

11.Guest Additions(ウィンドウサイズに合わせて画面サイズを自動変更できる)をインストール.
   Ubuntuメイン画面の「Devices」タブから「Insert Guest Additions CD image ...」を選択.
   →実行する→パスワード入力でインストールできる.
   終了したら,デスクトップの「VBox GAs...」を右クリックして「取り出す」としておく.Ubuntuの再起動で反映される.

12.日本語入力を可能にする.画面の表示サイズを大きくする.
   画面右上のタブ「ja▼」をクリック→日本語(Mozc)を選択.
   画面上部のタブで「View」⇒「Virtual Screen」⇒「200% (Autoscaled output)」で見やすい画面になる.
   
13.Vivadoのインストール
   Ubuntu上でXilinxのページからLinux用インストーラをダウンロードする.サインインが必要.
   「ザイリンクス統合インストーラ 2019.2: Linux 用自己解凍型ウェブ インストーラ」こちら
   少し時間がかかる.

14.Ubuntu画面の左下にある9点でできた正方形をクリック⇒上のType to search.. に「Terminal」と打ち込んで,Terminalを立ち上げる.
   cdコマンドでダウンロード場所に行く ($ cd ダウンロード [Enter]).
   以下のコマンドを実行してインストール開始.
   $ chmod +x Xilinx_*****.bin [Enter] (*****はダウンロードしたファイルの名前が入る)
   $ sudo ./Xilinx_*****.bin [Enter]
   →XilinxのユーザIDとパスワードを入力→3つの項目すべて「Agree」にチェック
   →Vivado→Vivado HL_webpackを選択→インストール(インストール項目はデフォルトのままでOK)
   ※/tools/Xilinxが赤字になってインストールできない,という場合は,home以下に適当なフォルダを作ってそこにインストール.
   ※長時間かかる.

15.共有フォルダの作成
   Mac側でVBの「設定」→「共有フォルダー」→右の「+」マークでMac側のフォルダを指定.
   「自動マウント」「永続化する」にチェックして「OK」.さらに「OK」
   Ubuntu側のデスクトップに共有フォルダができている.
   ダブルクリックして,アクセス.
   このフォルダを介して,各種ファイルをUbuntu側とMac側でやりとりできる.
   ※14.のインストール中でも作業可能です.

16.ケーブルドライバのインストール
   USBケーブル経由でプログラムを送信するためにインストールが必要.
   sudo (インストールフォルダ)/Xilinx/Vivado/2019.2/data/xicom/cable_drivers/lin64/install_script/install_drivers/install_drivers [Enter]
   
17.sudo apt install build-essential
   でgcc環境をインストールしておく.vivadoのシミュレーションが実行できるようになる.



上記作業をWindowsで行った場合

18.Ubuntuを閉じてVBに戻る.次の手順で実験環境クローンを作る.
   「設定」⇒「オーディオ」⇒「オーディオの有効化」のチェックをはずす.
   「仮想マシン」→「クローン」→「フォルダを選択」→「すべてをクローン」

19.クローンしたファイルをUSBメモリに入れて,MacのVBからVivadoを動かす.
※クローン環境のUSBメモリは,exFATでフォーマットしておく.

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