2014年度経済データ処理実習 レジュメ#3

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3.行列の計算 −絶対参照と相対参照

 本日の内容:
 
外枠で囲んだ中に行列やスカラー倍数をインプットすると足し算、
引き算、スカラー倍を自動的に表示するシートを作成します。

 
まず、パワーポイントで行列についての説明をします。
足し算、引き算、スカラー倍を理解して下さい。
よく聞いて疑問があれば質問して下さい。

演算の説明

確認内容


 行列 (matrix) とは数や記号を四角形に並べたもの:

 横に見たものを(row)、縦に見たものを(column)と呼び、
     第1例は2行、3列あるから、2×3行列
     第2例は3行、3列あるから、3×3行列
     第3例は3行、2列あるから、3×2行列
と呼ぶ。これ(すなわちm×n)を行列の型という
 行列を構成する数や記号をその行列の要素と呼ぶ。
     第2例の2行目の3列目にある要素は3である。
     3はこの行列の2-3要素と呼ばれる。


 便利な機能1:あらかじめ入力範囲をマウスのドラッグで指定しておくと入力が楽になります。m×nの四角形を指定し、データ・インプットしてリターン・キーを押して下さい。

 行列の簡単な演算
 足し算:同じ型の行列で定義される。同じ要素を足したもの。
 引き算:同じ型の行列で定義される。同じ要素を引いたもの。
 スカラー倍:各要素をスカラー倍する。

 練習問題1:外枠で囲んだ中に行列(AとB)とスカラー倍数をインプットすると足し算、引き算、スカラー倍をするシート
を作成して下さい。コピーをうまく利用して作成します。このシートを使って次の例を計算しましょう。

 便利な機能2:(罫線の引き方)罫線を引きたい範囲を指定し、ツール・バーにある罫線パレットで罫線の種類を選択してクリックします。罫線を消すには、ドラッグで範囲を指定してから、編集→クリア→書式 クリックでも罫線のみ消せます。

 なお、コピーを有効に利用するためには次の絶対参照、相対参照、複合参照の概念を理解して下さい。「$」が付いている行 and/or 列はコピーしても変化しません。

相対・絶対参照の説明

 便利な機能3:ファンクション・キーの f ・4 は絶対→複合→相対の順でセル参照を編集モードで変更します。数式バー内のセル番号をアクティブにし f・4 キーを押してみて下さい。


例示
$C$3
C$3
$C3
C3
 絶対参照 ←どこにコピーしても C3 のまま
 複合参照 ←異なる列にコピーすれば は変化
 複合参照 ←異なる行にコピーすれば は変化
 相対参照 ←異なる行および列にコピーすれば も変化

ワークシートの作り方
1. B2:D4 の範囲に当該文字を入力する。
2. B列、C列、D列を指定し、中央揃えにする。
3. C列の適当な行(たとえば7行)に=C3をインプットする。
4. F4キーでC3を絶対参照、複合参照、相対参照のどれか(たとえば$C$3)にする。
5. =C3をインプットしたセル(この場合C7セル)をコピーし、B6:D8に貼り付ける。


 練習問題2:下のようなかけ算の九九の表を複合参照を利用し、コピー1回、貼り付け1回で完成させて下さい。
B3セルにはどんな数式を入れればよいか考えて下さい。