2014年度経済データ処理実習 レジュメ#11

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 11.公定歩合の推移


 本日の内容:
日銀のデータベースサイトから公定歩合(現在は基準金利と呼ばれています)を引き出し、公定歩合が何%でどれだけ継続したかを示すグラフを描きます。すなわち、実施日をX軸にとり、Y軸に公定歩合をとるグラフで、実施期間と金利が一目でわかるような図1を描きます。

図 1


 公定歩合シートの作成方法

  1. 日本銀行のサイトから公定歩合のデータを引き出します(注意:日銀のデータベースからは日次データを引き出すことが出来ますが以下のデータのような変更日ではありません。また、1882年のデータから引き出せますが、エクセルで日付データとして扱えるのは1900年以降ですので、それぞれ別途考察が必要です。出来ない人は以下のデータを利用して下さい。):

cdab0100.csv
公定歩合 1972年10月 2日から1995年 9月 8日まで

cdab0101.csv
基準割引率および基準貸付利率 2001年1月4日以降

  1. エクセルに取り込みます。
  2. 2001年1月4日に<商業手形割引歩合ならびに国債、特に指定する債券または商業手形に準ずる手形を担保とする貸付利子歩合>および<その他のものを担保とする貸付利子歩合>は廃止、基準割引率および基準貸付利率として発表されることになりました。そこで公定歩合の系列に基準金利の系列を次のように加え、表示させます:
    • 2001年01月04日     0.5
    • 2001年02月13日     0.35
    • 2001年03月01日     0.25
    • 2001年09月19日     0.1
    • 2006年07月14日     0.4
    • 2007年02月21日     0.75
    • 2008年10月31日     0.5
    • 2008年12月19日     0.3
  3. <その他のものを担保とする貸付利率>の列は削除しましょう。
  4. 1列目の実施年月日はピリオド(.)で表示されているので、スラシュ(/)に変更します。A列を範囲指定し、ホームタブの編集にある<検索と選択>をクリックし、<置換>を選択します。検索する文字列を(.)、置換後の文字列を(/)にして、<すべて置換>をクリックします(図2参照)。なお、範囲指定したまま(マウスポインタを範囲内に留めたまま)、右クリックし<セルの書式設定>で表示形式タブを選択し、分類:日付→種類:2001年3月14日としてもいいでしょう。


    図 2

  5. 下のシートの黄色に塗りつぶされたところが挿入データです。前回説明したマクロを使用して各実施年月日のデータの間に1行挿入し、日付は下からコピーし貼り付け、公定歩合は上からコピーし貼り付けます(図3参照)。
    • 注意1:<マクロの記録>ボタンをクリックする前のマウスポインタの位置が重要です。挿入する行のA列に置きましょう。
    • 注意2:<記録終了>ボタンをクリックする前のマウスポインタの位置も重要です。次に挿入する行のA列に置きます。
    日付の一番最後には =today() を入れて今日の日付とします。なお、作成したマクロは削除しておきましょう。
  6. グラフは散布図を使用し、データポイントを折線で繋いだものを作成します。
  7. 図が完成したら、X軸の項目設定で最小値を26000、最大値を40000、目盛間隔は自動に設定しましょう。ちなみに、最大値、最小値は =DATEVALUE 関数で求めます(図3の数式バーを参照)。


図 3

注意:何故、このようにすると推移を示すグラフが完成するかよく考えておきましょう!