オープンキャンパス2011

 

模擬実験ラボ 2011/08/07

2011年8月7日(日)、オープンキャンパスで生命システム学科の模擬実験を担当しました。当日の会場で配布した資料の”ワークシート”について、ここで解説します。

問1 観察サンプルA〜Jを発生段階順に並べてみよう











解答は UF→A→J→C→H→E→F→B→I→D→G→成体 の順です

解説:サンプルA〜Jは受精後2時間〜26時間のあいだにサンプリングし、それ以降の発生が進まないように薬剤処理を行った標本です。サンプルHまでは卵割期(割球が比較的明瞭に観察できます)、Bまでは胞胚期(一つ一つの割球がとても小さく点状に見えます)、以降は原腸胚〜神経胚(胚の表面に独特の構造・模様が見えてきます)の段階にあります。

問2 アフリカツメガエルの成体の特徴として正しいのはどれ?

①舌がある ②両足に水かきがある ③♀が♂より大きい ④水中でのみ暮らす

解答と解説:①間違い。アフリカツメガエルは分類上、ピパ科(尾と舌を持たない両生類)に属しています。エサを食べる時も舌がないので、前足でかき込むような食べ方になります。②間違い。前足にはありません。③正しい。一般的に♀が♂より大きいです。④正しい。両生類の仲間でありながら、一生を水中で暮らします。そのため飼育が簡単である点も、世界中で研究に活用されている理由の一つです。

さいごに:暑い中、模擬実験ラボにお越し頂いた皆様に感謝申し上げます!

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