ファイル圧縮などに関するコマンド

tar: テープ用集積ファイル(tarfile)を扱う (tape archiver)
<書式> tar [-][c|r|t|u|x][v][-b block][-f device][-z][name...]

テープにファイルを書き込む時などに使うが、ブロックサイズなどはテープドライブに依存するので各デバイスなどのマニュアルで確認する事。

-ctarfileをnameから作成する
-rtarfileにnameを追加する
-ttarfileの内容一覧を表示する
-u tarfileを更新する。最後にtarfileへnameファイルを書き込んでから更新があればtarfileに追加する
-x tarfileからファイルnameを抽出もしくはレストアする
-v 現在の状態を表示しながら実行する
-b ファイルのブロック化係数をblockにする
-f tarfileを格納するデバイスをdeviceにする
-z アーカイブをgzipにフィルターする
-Z アーカイブをcompressにフィルターする
block ブロックサイズ。デフォルトは20
device デバイスファイル名。-で標準入出力、通常のファイル名の指定も可能
name ファイル名もしくはディレクトリ名
bzip2,bunzip2: ブロックソートによってファイルを圧縮する
<書式> bzip2 [ -cdfkqtvzV123456789 ] [ names ... ] bunzip2 [ -fkvsV ] [ names ... ]

圧縮されたファイルは name.bz2 という名前で作成され、元の nameファイルは消去される。

-c 圧縮したファイルを標準出力に書き出す。
-d ファイルの伸長をさせる。bzip2, bunzip2 は実際には同じプログラムであり、どの動作をするのかは名前に基づいて決められる。このフラグは、bzip2 にファイルの伸長をさせる。
-z -d の反対。起動された名前にかかわらず、ファイルの圧縮をさせる。
-t 指定されたファイルの完全性のチェックをするが、伸長はしない。伸長テストを行い、結果を破棄する。
-f 出力ファイルの上書きをさせる。通常、 bzip2 は既存の出力ファイルを上書きしない。さらに bzip2 にファイルへのハードリンクを削除させる。このオプションが指定されていない場合は、ハードリンクの削除もされない。
-k 伸長・展開の後でも入力ファイルを保存する(削除しない)。
-q 本質的でない警告メッセージを抑制する。 I/O エラーと致命的なイベントに関係するメッセージは抑制されない。
-v 現在の状態を表示しながら実行する
uuencode: バイナリファイルを可視コード文字列に変換する
<書式> uuencode [name] label
name ファイル名
label 変換したファイルをuudecodeコマンドで戻す時のファイル名
uudecode: uuencodeによって変換されたファイルをバイナリファイルに逆変換する
<書式> uudecode [name]
name ファイル名
gzip: ファイルを圧縮する (GNU zip)
<書式> gzip [-cdhlv] [name...]

圧縮されたファイルは name.gz という名前で作成され、元の nameファイルは消去される。

-c 圧縮結果をname.gzファイルを作成せずに標準出力に出力する
-d圧縮ファイルを復元する
-hオプション一覧を表示する
-l圧縮ファイルの内容一覧を表示する
-v圧縮率を表示する
nameファイル名
gunzip: gzipおよびcompressコマンドで圧縮されたファイルを復元する (GNU unzip)
<書式> gunzip [-cv] [name...]

nameは最後が .Zもしくは .gzでなければならない。復元されたファイルはnameから .Z, .z もしくは .gz で作成され、元の nameファイルは消去される。

-c 復元結果をファイルに作成せずに標準出力に出力する
-d圧縮ファイルを復元する
-hオプション一覧を表示する
-l圧縮ファイルを表示する
-v圧縮率を表示する
nameファイル名