フランス語エキスパートで語学の勉強に自信がついた!


経済学部4年 吉村 有博


 私はエキスパートコースができた年に入学しました。
必修の言語科目で英語を選ばなくても良くなった始めの年ということで、エキスパートで新たな言語に挑戦しようと思いました。
英語を中高6年間もやってきて、きれいな発音ができないことがコンプレックスだった私は、あえて発音が難しそうなイメージのあったフランス語をやってみようと思いました。

 エキスパートコースは、授業レベルが決して低くはありません。しかも週4と忙しいですし、一年もやれば簡単なことは読んで喋れるようになりますが、正直大変です。少人数なので、嫌でも沢山当てられます。言い方を変えると当ててもらえます。言語はアウトプットが重要だと思うので、大教室の授業が多い大学ではこんな良い機会は逆に少ないです。

 当然、一年二年頑張った程度でスラスラ理解できるようにはなれません。しかし、得るものは大きいです。私はフランス語の発音がわかってくるに従って他の言語の発音が怖くなくなっていき、自分に自信がつきました。そしてフランス語ができるなら英語なんか簡単だろう、と思い、私は英語の勉強に戻りました。この先フランス語が必要な機会があったとしても、授業でやった、フランス語の勉強の仕方などを思い返しながらやれば、また以前の水準にはすぐに戻れる自信があります。それは、エキスパートコースが付け焼刃ではない、言語の基礎からしっかり教えてくれる授業だったからだと思えるからです。

 フランス語というものに特に興味のない人でも、フランス語エキスパートを経由することで、何かに繋がっていくかもしれません。もちろんフランス語に興味があるなら、本学にこれ以上のものはないと思います。
 勉強は、すればするほどどんどん難しくなるものでしょうが、先生側の「授業のレベルは落とさない」という姿勢が、生徒としてもやりがいに繋がったと思います。
 大学生活は、明確な意識がないとただ単位を取るための生活に流れがちですが、単位を取ること以上の何かを求める人は、ぜひ、「大変で難しくて面倒くさい」エキスパートをあえてとってみてはどうでしょうか。一回生の過ごし方で、四年間がだいたい決まってくるように思います。

荒井のコメント:
こんな風に言ってくれるのは、私としては本当にうれしいです。単語や文法は忘れてしまうかもしれませんが、『自信』には、そんなことははありませんから。教育の成果とか、よく言いますが、こういうことこそほんものの『成果』だと思います。有博君がこれからどんな外国語に出会うかわかりませんが、どんなときでも、エキスパートコースの1年が支えです!それから、有博君、フランス語もまたやってね。いつでも待ってます。