フランス語LL中級の授業では、受講生のレベルに合わせて、LL機器を使用しながら日常会話の聴解(聞き取り)・書き取りを練習します。受講生のニーズに応じて、フランス語検定試験の聞き取り、書き取り問題を練習します。当初は「実用フランス語技能検定試験(仏検)」の4級レベルの問題を使用し、6月下旬からは、同検定試験の3級レベルの問題と、より自然な場面での会話の聞き取りを練習します。また、聞き取りとともに、聴いた文章の「書き取り(ディクテ)」も練習します。

授業計画ー春学期
第1週〜第2週
 仏検4級聞き取り問題-1:
 短文の聞き取り。
 応答文の聞き取り。
第3週〜第4週(ゴールデンウィークを含む)
 仏検4級聞き取り問題-2:
 応答文の聞き取り(つづき)。
 数字の聞き取り。
第5週〜第6週
 仏検4級聞き取り問題-3:
 応答文の聞き取り(つづき)。
 数字の聞き取り(つづき)。
 第7週〜第8週
 仏検4級聞き取り問題-4:
 会話文の聞き取り(内容一致選択問題)
 数字の聞き取り(つづき)。
第9週〜第10週
 仏検4級聞き取り問題-5:
 会話文の聞き取り(内容一致選択問題)(つづき)
第11週〜第12週
 仏検4級聞き取り問題模擬試験。
 コミュニケーションのためのリスニング-1(国籍・ことば・家族)
第13週〜第15週
 仏検3級聞き取り問題-1:
 部分書き取り
 コミュニケーションのためのリスニング-2(旅行・交通機関・依頼)

授業計画ー秋学期
第1週〜第2週
 仏検3級聞き取り問題-2(春学期から継続):
 部分書き取り(つづき)。
 応答文の聞き取り。
第3週〜第4週
 仏検3級聞き取り問題-3:
 部分書き取り(つづき)。
 応答文の聞き取り(つづき)。
 対話文の聞き取り。
第5週〜第6週
 仏検3級聞き取り問題-3:
 部分書き取り(つづき)。
 対話文の聞き取り(つづき)。
 第7週〜第8週
 対話文の聞き取り(つづき)。
 仏検3級聞き取り問題模擬試験。
第9週〜第10週
 仏検準2級聞き取り問題-1:
 書き取り問題(ディクテ)
 コミュニケーションのためのリスニング-3(レストラン・カフェでの応答)
第11週〜第12週
 仏検準2級聞き取り問題-2:
 対話文の聞き取り。
 コミュニケーションのためのリスニング-3(レストラン・カフェでの応答)(つづき)
第13週〜第15週
 仏検準2級聞き取り問題-3:
 対話文の聞き取り(つづき)。
 コミュニケーションのためのリスニング-4(友人を迎える)


履修上の注意
 中級レベルの外国語を耳で聞いて理解し、また、実際に自分で話すようになるためには、根気強い反復練習が必要です。授業が目指す成果を上げるには、LL機器を使用できる授業にきちんと出席して集中的に練習することと、授業前後の家庭学習が不可欠です。
 受講生のレベルとしては、フランス語科目を通算で「週4回・1年間」履修した人を対象とします。すなわち、「フランス語エキスパートI・II」を終えた人、「たのしく学ぶフランス語I・II」と「フランス語LL」や「フランス語会話」など複数の選択科目を(1年以上かけて)履修した人(1年以上かけて履修した人も含まれます)などが対象になります。自分のフランス語レベルでやっっていけるか、確信がもてない人は個別に相談してください。LL機器をじょうずに活用することで各人に合ったレベルの授業をすることができると思います。

授業の到達目標
 ある程度複雑な構成を持つ日常会話の内容を聞いて理解できるようになること。同程度のフランス語を聞き取って書けるようになること。会話的なやりとりの中で、単なる決まり文句以上のことを、自分の意図にそって言えるようになること。